かぎ針編みの技法「方眼編み」を使って編んだ編み地を、フリルモチーフに仕立てました。編地にスレッドコードを通してギャザーを作っているので、コードを引きしぼる加減でモチーフの表情が変わります。色は力強いイメージの赤い糸を使用し、日本古来の配色を意識してみました。編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
刺しゅう糸(2色)・・・ 各約8m(1束約8mを2束)
刺しゅう糸(3色) ・・・各約4m
かぎ針 3号
※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいきます。黄色、ピンク、黒の糸は画像の半分程使用しました。
2.編み図
編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
ベースの編地は「鎖編み」16目の作り目から編みはじめ、編み図の通りに「長編み」と「鎖編み」を組み合わせて全部で23段編みます。
お花モチーフは「わ」の中に立ち上がりの「鎖目1目」を編み、
「細編み1目」→「鎖編み3目」→「長編み1目」→「鎖編み3目」
を5回繰り返して編み入れます。
最後に「わ」を引き締め、はじめの「細編み」に「伏せ編み」を編んで完成です。
モチーフは全部で3枚編んでください。
3.編み方
1.フリルベースを編む
フリルモチーフのベースを編みます。
編み図の通りに編み進め、刺しゅう糸を2色使い切りました。
長さは「縦 約18㎝、横 約5.5㎝」です。
2.スレッドコードを3本編む
スレッドコードを3本編みます。
コードの長さは、ベースの編地より少し長いくらいを目安に編みました。
はじめに、編む予定の長さの3倍程度の糸端を残し、最初の作り目を編みます。
次に、残しておいた糸端をかぎ針にかけます。
そのまま編み糸を針先にかけ、ループを引き抜き「鎖編み」を編みます。
続けて繰り返し、必要な長さぶん「スレッドコード」を編みます。同じ物を全部で3本編んでください。
3.フリルベースに3本のコードを通す
ベースの編地の「長編み」部分に、交互になるようにコードを3本通します。
糸端を針に通し、
「鎖編み」部分に縫い付けます。
数回通したら、糸が抜けないように、コードにグネグネと針を通して糸端をカットします。
3本のコードを引きしぼってお好みのギャザーを作ってください。
モチーフをバレッタやヘアピンにする場合は、土台の長さより少し長めになるようにギャザーを調節してください。
モチーフの長さを決めたら、コードを3本まとめて1結びします。
続けて残ったコードも所々結ぶと、アクセントになります。
4.お花モチーフを編む
編み図の通りに、お花モチーフを3枚編みます。
出来たモチーフをバランスを見ながらベースに縫い付けます。中央は赤い糸で「フレンチノット」の刺繍をしました。ビーズ等を付けても可愛いと思います。
「フリルモチーフ」の完成です!
ヘアピンやバレッタに仕立てても可愛いですし、もう少し長く編んで、シャツの袖口やバックのフチなどに縫い付けても可愛いです。
画像はペンケースに付けてみたところです。存在感のあるモチーフが出来ました。
お好みの色で編んでみてください♪
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。