かぎ針編みで編む作品作りの参考として、基本的なかぎ針編み模様の編み地を編んで集めています。編み地作りは自分のゲージの参考にもなりますし、編み方の練習も出来るのでおススメです。
第1作めは「よね編み」という編み方の編み地をご紹介します。ドイリーやコースター、バッグや靴下などにも応用可能な模様になります。編み方をご紹介します。
1.編み図
画像をクリックしていただくと編み図が大きくなります。
「鎖編み」の作り目から編みはじめ、「細編み」と「鎖編み」を組み合わせて編みます。
2.編み方
1.鎖編みの作り目を10目作る
はじめに、「鎖編み」を10目編みます。実際に編み地を編むかぎ針より1号大きいかぎ針で作り目をすると、後々目を拾いやすいです。ここでは編み地を5号のかぎ針で編むので、作り目を6号のかぎ針で編んでいます。
ちなみに「鎖編み」を編む前の、最初の針にかける「わ」から作る目は、作り目のカウントに加えません。画像の→の箇所です。
「鎖編み」を10目編みました。
2.1段めを編む
作り目を10目編み終えたら、実際に編むかぎ針へ号数を変えます。
6号のかぎ針から5号のかぎ針へチェンジしました。5号のかぎ針で「鎖編み」を2目編みます。
続いて作り目を1つ飛ばして、2目めの裏山にかぎ針を入れます。画像の→の箇所です。
針先に糸をかけて引き出します。
さらに糸をかけてループを2つ引き抜き、「細編み」を1目編みます。
続けて、「鎖編み」1目を編んだ後→作り目を1つ飛ばして2目めに(画像の→の箇所)
「細編み」1目を編みます。
以降同様に繰り返して編み進みます。
1段めが編み終わりました。ここから、わかりやすいように糸の色を変更して編んでいきます。
3.2段めを編む
「鎖編み」2目を編みます。2段めは、1段めの鎖目(画像の→の箇所)に「細編み」を編み入れていきます。
編地を裏返して、1段めの鎖目1目にすっぽりとかぎ針を入れ、糸を引き出します。
さらに糸をかけてループを引き抜き、「細編み」を1目編みます。
その後、「鎖編み1目」→「前段の鎖目をすっぽりと拾って「細編み1目」」を繰り返し編んでいきます。1段めと2段めを見ると、「細編み」と「鎖編み」の位置が交互になります。
同様に繰り返し、全部で10段編みます。
模様がわかりやすいように、1段ずつ糸の色を変更して編みました。前段の鎖目を拾うときに、「細編み」の足を同時に拾ってしまうと模様が崩れてしまうので、気を付けてください。
4.糸の始末をする
編み終わりの糸の始末の方法です。最後の目を大きめに引き出してかぎ針を抜き、端数センチ残して糸を切ります。切った糸の端を画像のようにループに通します。
そのまま糸端を引くと、処理の完了です。
「細編み」だけの編み地と、「よね編み」の編み地を比較してみました。同じかぎ針で同じ目数と段数を編んでいます。向かって右側が「細編み」だけの編み地です。
「細編み」の編み地は目が詰まっているので、しっかりと張りのある生地になる印象です。バッグなどによく用いられます。「よね編み」のほうが編み地が柔らかくなるので、コースターやポーチなどにおすすめです。
追記:
・よね編みの技法を用いて「コースター」を編みました。
・よね編みの技法を用いて「ハンドジェルボトルのケース」を編みました。
刺繍糸でかぎ針編み「よね編みのハンドジェルボトルカバー」の編み方
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。