メランジロービングを使って編む「ミニトートバッグ」の編み図と編み方

メランジロービングを使って編む「ミニトートバッグ」の編み図と編み方 バッグ

私事で忙しく更新が滞っていましたが、落ち着いてきたのでゆっくりと再開していきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

新年1作めは、ちょっとしたお出かけに使うための冬用のミニトートバッグを編みました。バッグの形は、小さいサイズでありながらも長財布がすっぽりと入るような長方形のバッグにしました。編地がしっかりとしているので、バッグの内側には裏布を付けていません。持ち手には、100円ショップで見つけた「バッグ用ハンドル」を使いました。チェーンや革紐などで代用しても可愛いと思います♪編み図と編み方をご紹介します。

 

【出来上がりサイズ】

縦 約26cm(バック用ハンドル部分は含まない) × 横 約21.5cm

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1.材料

セリア「メランジロービング」

・Col No 4・・・4玉

かぎ針9号、レザー調30cm「バッグ用ハンドル」、マグネットホック(縫い付けタイプ)、ハンドルとホックを縫うための縫い糸、閉じ針

※セリアで購入した「メランジロービング」を使って編みました。フェルトのように柔らかく、手触りの良い糸です。深い緑色のカラーが気に入って購入しました♪

素材は[アクリル]80パーセント[ウール]20パーセント、糸35g玉巻(糸長 約35m)です。かぎ針は9号を使いました。

裏布は無くても大丈夫だと思いますが、気になる方はお好みで用意してください。レザー調30cm「バッグ用ハンドル」、マグネットホック(縫い付けタイプ)は1つずつ用意してください。その他、縫い付けようの糸には刺しゅう糸を使いました。

 

2.編み図と編み方

ここからは編み方の説明のために、実際の材料とは異なる2色の糸を使って編んでいきます。

1.底の編み方

編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。「細編み」編み目記号はすべて「細編みのすじ編み」を編んでください。1段編むごとに編地を回転させながら編んでいきます。

「鎖編み」15目の作り目から編みはじめ、作り目を1周するように編み図のとおりに拾い目をしながら「細編み」を全部で32目編みます。続いて、2段めの立ち上がりの「鎖編み」を編んだ後、画像の→のようにかぎ針にかかっているループを軸にして編地を向こう側へ回します。

2段めは裏地を見ながら、画像の→の方向へ編み進めます。前段の「引き抜き編み」の編み目を拾わないように気を付けてください。また、増し目の位置も裏側から見た箇所で増し目をするので、編み図を見ながら増し目をしてください。すべて前段の「細編み」の頭奥1本を拾って「細編み」を編み入れます。

わかりやすいように2段めはベージュの糸で編みました。画像は2段めを編み終わったところです。1段め(水色)が裏目、2段め(ベージュ)が表目になっています。

同様に、立ち上がりの「鎖編み」を1目編んだあと編地を回転させます。1段め(水色)が表目、2段め(ベージュ)が裏目になります。

3段めも、すべて前段の「細編み」の頭奥1本を拾って「細編み」を編み入れます。

3段めを編み終わりました。1段め(水色)が表目、2段め(ベージュ)が裏目、3段め(水色)が表目になります。続けて立ち上がりの「鎖編み」を1目編んだあと、編地を回転させます。

4段めを編み終わりました。1段め(水色)が裏目、2段め(ベージュ)が表目、3段め(水色)が裏目、4段め(ベージュ)が表目、になります。同様に増し目をしながら必要な段数を編みます。

6段編み終わったところを表地側から見たところです。偶数段の裏目(ベージュ)が浮き出ています。

裏地側から見たところです。奇数段の裏目(水色)が浮き出ています。

実際はひたすら前段の「細編み」の頭奥1本を拾って「細編み」を編んでいるだけなのですが、編地を表と裏に返しながら編むことで表目と裏目の組み合わせで模様が浮かび上がるのが面白いなと思います。「うね編み」模様を2色の糸で編むと、うね編みの凹凸がより浮き出て見えます。

 

2.側面の編み方

側面は底の編地の最終段から続けて編みます。底と同様に編地を交互に返しながら、目数の増減をしないで編んでください。

立ち上がりの「鎖編み」を編んだ後、奇数段はバッグの表側を見ながら進行方向へ編んでいきます。

偶数段は、バッグを内側から見ながら奇数段とは逆の進行方向へ編んでいきます。いずれも前段の「引き抜き編み」を拾わないように気を付けてください。

編地を内側から見たところです。奇数段(水色)の編み目が裏目として浮き出ています。

編地を外側から見たところです。偶数段(ベージュ)の編み目が裏目として浮き出ています。

実際にはすべて1色の糸で編みました。側面は36段編み、37段めを「バック細編み」を編みます。

バッグの側面の長さは私が使用している長財布の大きさに合わせて編んだので、少し長めになっています。お好みで調節してください。

 

3.バッグの組み立て方

はじめに、バッグの中央にマグネットホックを縫い付けます。

続いて、マグネットホックを中心にハンドルを縫い付けます。ご自身が持ちやすいバッグを参考に、ハンドルの内側のサイズを決めると良いかと思います。私は内側が約10cmになる箇所へバッグ用ハンドルを縫い付けました。ハンドルの縫い付け方は、パッケージの裏面に記入されているのを参考にしてください。ハンドルを縫い付けた糸は、アクセントにしたかったので目立つ色を使いました。

うね編み模様で編んだミニトートバッグの完成です!

太くて柔らかい糸なので、短時間でザクザクと編めました。ウールが入っている毛糸なので、リストバンドやレッグウォーマーなど身に着ける小物を編んでも暖かくて良いかと思います♪

読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

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