かぎ針編みの模様(その14)ー「細編み」のバリエーション

かぎ針編みの模様(その14)ー「細編み」のバリエーション 編み地コレクション

帽子やバッグ、小物入れなどのフチ編みによく使われている「細編み」のバリエーション、「バック細編み」と「糸かけ細編み」をご紹介します。

一見複雑な編み方に見えますが、慣れると簡単に編めます。フチに厚みが増して丈夫な編地になるので、私はお気に入りでよく使っています。編み目記号と編み方をご紹介します。

 

 

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1.「バック細編み」の編み方

「バック細編み」の編み目記号は、「細編み」の上に~が付いています。

編地に斜めに糸が巻かれているような編み目が特徴的です。「細編み」を進行方向とは逆(右方向)に編んでいくのをイメージすると、わかりやすいかと思います。

はじめに、立ち上がりの「鎖編み」を1目編みます。次に画像の→のように、前段の1目めにかぎ針を入れます。

そのまま、針先に編み糸をかけて引き出します。糸は長めに引き出してください。もともとかぎ針にかかっていたループと、引き出したループがクロスされます。

続いて、画像の→のように針先に編み糸をかけて、かぎ針にかかっているループ2つを引き抜きます。

「バック細編み」が1目完成しました。同様に、前段の端から2目めにかぎ針を入れます(針先に編み糸はかけません)。

針先に編み糸をかけて、長めに引き出します。

再び針先に編み糸をかけて、かぎ針にかかっている2つのループを引き抜きます。

2目編めました。同様に繰り返して編みます。

編み終わりはループを引き伸ばしてかぎ針を抜き糸をカットし、編み糸を引き抜きます。

「バック細編み」完成です!

 

 

2.「糸かけ細編み」の編み方

「糸かけ細編み」の編み目記号は、「細編み」と同じです。編み図の注釈に「糸かけ細編み」と指定があります。

編地向かってに縦に糸が巻かれているような編み目が特徴的です。「細編み」目の足に編み糸を巻きながら編んでいくのをイメージすると、わかりやすいかと思います。

はじめに、立ち上がりの「鎖編み」を1目編みます。次に前段の1目めに針先を入れ、編み糸を引き出します。未完成の「細編み」になります。そのまま、画像の→のように編み糸を2つのループの根本で一周させます。

編み糸を1周させたら、針先に糸をかけて2つのループを引き抜き「細編み」を完成させます。

「糸かけ細編み」が1目編めました。

2目めも前段の「細編み」の頭に針先を入れて編み糸を引き出し、未完成の「細編み」を編みます。そのまま2つのループの根本で編み糸を1周します。

1周させたら、編み糸を針先にかけて2つのループを引き抜き、「細編み」を完成させます。

2目めが編めました。

同様に編み進めます。編み終わりはループを引き伸ばして糸をカットし、編み糸を引き抜きます。

「糸かけ細編み」完成です!

 

2種類の「細編み」のバリエーションをご紹介しました。個人的には「バック細編み」のほうが編みやすくて好きです。。「糸かけ細編み」は、ループの根本に糸を1周させるのが手間だったりするので。。。皆さまも作品に合わせて、お好みの編み方で使い分けてみてください♪

 

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

 

 

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