先日見かけた編み込み模様のセーターが可愛かったので、編み込み模様をバッグにアレンジして編んでみました。バッグの形は、肩からかけられるトートバッグ型にしました。この形は使い勝手が良くて最近のお気に入りです。使う糸の色によってバッグの表情が変わるので、お気に入りの配色を楽しんでください♪編み図と編み方をご紹介します。
【出来上がりサイズ】(縦)約12cm × (横)約30cm × (高さ)約30cm
1.材料
【セリア「なないろ彩色」(ちょっと太めの並太)】
・ColNo.(11)・・・3玉
・ColNo.(1、12、16)・・・各1玉
【その他】かぎ針9号、毛糸針
※セリアで購入した「なないろ彩色」を使って編みました。同シリーズは、糸の太さが「中細」と「並太」の2種類がありました。今回は「並太」を使って編んでいます。
ラベルでは使用かぎ針が8~10号となっています。今回は編み込み模様を編んだので、かぎ針はざっくりと編める9号を選びました。
ベース色を3玉、他の色は各1玉用意してください。
2.編み図と編み方
各編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.底の編み方
編み図の「細編み」は、すべて前段の目の頭奥1本を拾って編む「細編みのすじ編み」で編んでください。「鎖編み」20目の作り目から編みはじめ、楕円形になるように端で増し目をしながら、全部で10段(96目)編みます。
楕円形の増し目は、長辺の間の目数は増減無しの18目。それ以外の両端の半円部分は、円を編む時の増し目方法と同じになります。
画像は、底を10段編んだところです。編み込み模様の目数は16目1模様になります。楕円形の編地は毎段6目増するので、16と6の最小公倍数は48。バッグの底面積を今回より大きく編む場合は、48目÷6目=8段ずつ増やして編んでください。
2.側面の編み方
バッグの側面は、糸の色を変更して編みくるみながら、すべて「細編みのすじ編み」で編んでいきます。最後の43段めだけ、糸の色を変えて「バック細編み」で編みます。編み図に入っている数字は、該当の目数になります。16目1模様を「わ」にしながら繰り返して編んでください。
「編み込み模様」は、色を変える1つ前の目で未完成の「細編み」を編み、変更する糸で「細編み」を完成させながら編みます。具体的な編み方は、以下のリンクを参考にしてください。
「編み込み模様」
「バック細編み」
編み図の通りに側面を編みます。グレーの糸にグリーンの糸が映えなかったのが無念です。。
画像は、編地を裏返したところです。糸を編みくるんでいるので、棒針と違って裏側で糸は渡っていません。よぶんな糸端は、編地の目立たない所に処理します。
3.持ち手を編んで、バッグへ縫い付ける
持ち手は「鎖編み」80目の作り目から編みはじめ、「細編み」を1段編みます。続いて、今編んだ細編みのコードの周囲をぐるりと角で増し目をしながら「細編み」で2段編みます。1段ごとに糸の色を変更して編んでください。
約60cm編みました。私は肩からバッグをかけたかったのでこの長さにしましたが、ハンドバッグにするならもう少し短いほうが良いと思います。お手持ちのバッグに合わせて、お好みで持ち手の長さを決めてください。持ち手を編み終わったら、スチームアイロンをあてて、編地を落ち着かせます。
持ち手を縫う位置に印をつけます。これも手持ちのバッグに合わせて、持ち手が持ちやすい位置になるように印をつけてください。私は、両端から約5cmの位置に印を付けました。印をつけた位置が、持ち手の外側になります。
縫い目を目立たせたかったので、グリーンの糸で縫い付けました。半返し縫いで縫っています。
持ち手を付ける位置で、編地をすくって糸を通します。
さらに半返しで針を通し、
糸端を固定させてください。
持ち手をセットし、糸を通します。次に、画像のように編み目をすくって針を通します。
半返し縫いが1回出来ました。同様に編み目をすくいながら、持ち手の端をグルリと縫い付けていきます。
反対側も縫い付けます。
裏側から見たところです。表も裏も同じような縫い目になります。
持ち手を2本縫い付けてトートバッグの完成です!合計6玉、ほぼ使い切りで編みました。グレーの糸は少ししか残りませんでした。
今回も内布を付けませんでしたが、実際に物を入れるとバッグの底はどうしても下に歪んでしまうので、気になる方はバッグの底板を入れて形を安定させてください。
皆さまもお好みの配色で、お気に入りのバッグを手作りしてみてください♪
読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。