刺繍糸でかぎ針編み「ミニうず巻きバック」の編み方

刺繍糸でかぎ針編み「ミニうず巻きバック」の編み方 バッグ

先日外出先で見かけた丸いフォルムのバッグがとても可愛かったので、自分なりに編めないかなと試行錯誤しつつ作成してみました。いきなり大きいサイズで編む勇気が無かったので、まずはいつもの刺しゅう糸を使ってミニサイズで編みました。いくつか編んでいるミニバッグシリーズの中でも比較的大きなサイズのバッグになります。イヤホン等がすっぽりと入ります。編み図と編み方をご紹介します。

 

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1.材料

刺しゅう糸 約10g、かぎ針 3号、ボタン1個、ストラップの金具

※ダイソーで購入した刺しゅう糸(1束約8m)を使って編んでいます。5束を使いきって編みました。

 

2.編み図

画像をクリックしていただくと、編み図が大きくなります。編み図は「うず巻きモチーフ」の編み図になります。バッグ側面の編み方は手順の中でご紹介します。

うず巻きの編み図

「わ」の中に3目ずつ色を変えて、「細編み」6目から編みはじめます。各色交互に6目ずつ増し目をしながら、うず巻き模様に編んでいきます。側面は「細編み」を約1.5㎝程度編みます。仕上げにバグのフチを「細編み」しつつボタンホール編み、続いてスレッドコードを編んでバッグに取り付けたら完成です。

 

3.編み方

1.うず巻きモチーフを編む

編みはじめは1色で「わ」を作り、画像のように「わ」の中に2色を3目ずつ、全部で「細編み」を6目を編み入れます。

糸端を引き、「わ」を引き締めます。ループが抜けないように、かぎ針を抜く時は糸を長めに引き出しておいてください。

うずまき模様の線の幅が広い方を黄色の糸、線の幅が狭い方を紫色の糸で編んでいきます。

以降黄色の糸を編む時は、紫の糸で編んだ「細編み」の頭を拾って編みます。最初の目は「中長編み」を編み、同じ目に「長編み」を編み入れます。残りの2目は「長編み」を2目ずつ増し目をしながら編み入れます。

前段の紫の「細編み」の端まで編んだので、次は紫の糸を使って、黄色の糸で編んだ目を拾って2目ずつ全部で6目編み入れていきます。少しわかりずらいですが、この時点で「円形モチーフを編む場合の、2段めの6目増」が編み終わりました。

次に「円形モチーフを編む場合の3段め6目増」を編んでいきます。前段の「長編み」の頭を拾って「細編み1目」→「細編み2目編み入れる」を3回繰り返します。

端まで編んだので、今度は黄色の糸で編んでいきます。前段の「細編み」の頭を拾って「長編み1目」→「長編み2目編み入れる」を3回繰り返します。

「円形モチーフを編む場合の3段め6目増」を編み終わりました。

次に「円形モチーフを編む場合の4段め6目増」を編んでいきます。前段の「細編み」の頭を拾って「長編み2目編み入れる」→「長編み1目」→「長編み1目」を3回繰り返します。

端まで編んだので、今度は紫色の糸で編んでいきます。前段の「長編み」の頭を拾って「細編み2目編み入れる」→「細編み1目」→「細編み1目」を3回繰り返します。

「円形モチーフを編む場合の4段め6目増」を編み終わりました。

引き続き糸を交互に変更しながら、編み図の通りに編んでいきます。増し目の法則は円を編む時と同じです。糸の色2色で1段になるように編んでいきます。増し目の数え方のコツは以下のリンクを参考にしてみてください。

編み物豆知識ー輪の増し目の増やし方

黄色の糸は「円形モチーフを編む場合の9段め6目増」を編んで編み終わります。最後は「中長編み」→「細編み」→「引き抜き編み」を編みます。

紫の糸は「円形モチーフを編む場合の10段め6目増(10目の「細編み」×3回)」を編んで編み終わります。最後は前段の「中長編み」→「細編み」→「引き抜き編み」の頭を拾って「細編み」を編み、続いて紫の糸で編んだ「細編み」の頭を拾って「引き抜き編み」を編んで完成です。糸端を目立たない所に処理してください。同じモチーフをもう1枚編みます。

バッグの両面で違うテイストを出すのも面白いかなと思い、もう1枚は糸の色をチェンジして編んでみました。素直に同じ色にしたほうが良かったかもと思いつつ。。大きさは直径8㎝程になりました。

 

2.バッグの側面を編む

バッグの側面を編んでいきます。うずの巻き終わりが下にくるように置き、開き口に印を付けます。安全ピンやクリップ、糸等を通しておいてください。口の広さはお好みで決めて大丈夫です。私は7㎝程の箇所に印を付けました。

印を付けた下の目に糸を付けます。側面を立ち上がらせるために、目を拾う1段めは「細編みのすじ編み」で編んでいきます。「細編み」の頭奥側半目を拾って糸を付けてください。

続けて「細編み」の頭奥半目を拾いながら、「細編みのすじ編み」を反対側の印を付けた箇所まで編み進めます。

「細編み」を往復しながら側面を編んでいきます。お好みの幅を編んでください。私は全部で1.5㎝程編みました。

側面が編み終わったら、もう1枚のモチーフにも同じ箇所に印をつけます。うず巻きの巻き終わりに気を付けてください。

今度は編み地同士を裏表に合わせて、側面の「細編み」と、うず巻きの「細編み」の奥側半目にかぎ針を入れます。

糸をかけて引き出し、「引き抜き編み」で編んでいきます。

印を付けたところまで「引き抜き編み」で編み、編み地をとじ合わせます。

編み終わりの糸端を目立たない所に処理し、編み地を表に返したら側面の完成です。

もう片方から見たらこのような感じです。。やはり同じ色使いにしたほうが良かったかな。。

 

3.バッグのボタンホールとフチを編む

ファスナーポーチにする場合は、ここからの手順は不要です。開き口にファスナーを縫い付けてください。

ここからはボタンホールとフチを編んでいきます。ボタンを置いて、ボタンホールを編む位置に印を付けます。

端に編み糸を付け、印の所まで「細編み」を編んでいきます。

印を外して、もう片方の印の箇所まで「細編み」で編み進め、そのまま「鎖編み」を編みます。私は15目程編みました。お手持ちのボタンの大きさに合わせて長さを調節してください。先ほど最初に印を付けた目まで戻り、かぎ針を入れます。

そのまま「引き抜き編み」をして「鎖編み」を固定し、「鎖編み」をすっぽりと拾って「細編み」を編み入れます。私は15目ほど編み入れました。編み終わりは、立ち上がりの鎖目2本を拾ってかぎ針を入れ、「細編み」を編みます。

ボタンホールが編めました。

続けてぐるりと「細編み」を編んでいきます。側面は「細編み」の足を拾って「細編み」を編み入れてください。

反対側も同様に「細編み」の足を拾って「細編み」を編みます。編みはじめの目に「引き抜き編み」をしてフチを編み終わったら、糸をカットしてループに通し、ループを引き締めて糸端を目立たない所に処理してください。

続いてボタンを縫い付けます。ボタンが中央にくるように、印を付けてから縫い付けてください。

 

4.バッグの持ち手を編み、取り付ける

バッグの持ち手を編んでいきます。ストラップの金具をリングの所から外してください。ここまでバッグを編み終わった時点で刺しゅう糸5束(黄色系2束 紫色系3束)を使い、画像の量の糸が残りました。この残りの糸で持ち手を編みたいと思います。

赤紫の糸が長く残っているので、赤紫の糸をメインに紫の糸と合わせてスレッドコードを編んでいきます。スレッドコードの編み方は以下のリンクを参考にしてください。

ダイソー刺しゅう糸「グリッターカラー」を使って「スレッドコード」で編むブレスレットの作り方

コードは約22㎝編みました。編み終わったらコードにストラップの金具を通します。

バッグの側面片方に金具を取り付け、反対側は糸を通します。編み地の間から糸を通してください。

ほどけないように、しっかりとリボン結びで結びます。

「ミニうず巻きバック」完成です!

歴代のミニバックの中でも一番大きなバックが出来ました。

イヤホンも余裕で入ります。

手持ちのバッグに付けてみました。なかなかの存在感です。家の鍵等も入れれそうです。

ビビットな色で編んだ方が模様がハッキリ出て、可愛いと思います。夏に向けてコットンの糸で編んでみようかなと思いつつ。。

ちなみに大きいバッグを編む時は、留め具はボタンではなくてファスナーにするか、留め具をあえて付けなくても良いかもしれません。持ち手はエビコードで編むと、よりしっかりとします。皆さまもお好みで編んでみてください。

 

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

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