かぎ針編み「ミニグラニーバッグ(改)」の編み方

かぎ針編み「ミニグラニーバッグ(改)」の編み方 バッグ

今回は、1つ前の投稿で編んだ「七宝編みのミニグラニーバッグ」のリベンジをすべく、娘に好評だった「ミニグラニーバッグ」の改良バージョンを編みました。

「ミニグラニーバッグ」の編み方は以下のリンクを参考にしてください。

刺繍糸でかぎ針編み「ミニグラニ―バック」の作り方

理想の形に近づいたので、娘に糸を3色選んでもらって編地を変えた別バージョンのバッグも編みました。コツをつかめば、かぎ針編みを使って、自分が使いたい大きさのグラニーバッグが簡単に編めるので、参考にしていただけたら嬉しいです。編み方をご紹介します。

 

 

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1.材料

刺しゅう糸(1束8m)・・・3束、かぎ針 3号、ボタン(直径 約150㎜)1個、縫い針

※ダイソーで購入した刺しゅう糸(1束約8m)を使って編んでいます。バッグのメインの編地部分は1束使い切りで編みましたが、フチと持ち手部分は束の3分2ほどで編めました。

 

2.編み方

1.バッグの編地を編む

今回は、バッグの編地が正方形なるように編んでいきます。編地を「細編み」で編んだので、「鎖編み」1目=「細編み」1目で正方形になるように作り目と段数を計算しました。

上部の編地にタックを入れるために、タック部分を(6目×2倍)+(端2目×2倍)として、作り目は16目にしました。「鎖編み」の作り目を16目編んだあと、「細編み」を16段編んでいます。編みあがりは縦横約5.5cmの編地になりました。

フチ用の糸を角に付け、4辺を16目ずつ拾って「細編み」を編みます。角部分は「鎖編み」1目でつないでください。

 

2.バッグの上部を編む

バッグの上下にタックを入れていきます。角に糸を付け「細編み」を2目編みます。

中央にタックが入るように、2目ずつ編地を重ねて編みます。手前から数えて1、4、5目にかぎ針を入れ

針先に糸をかけて引き出し、さらに糸をかけて「細編み」を完成させます。

同様に、重なっている編地3目にかぎ針を入れ「細編み」を1目編みます。

続いて、先ほど折り重ねた編地と反対になるように編地を重ねます。手前から数えて、5、4、1目の順に重ねてかぎ針を入れ「細編み」を編みます。

続いて、重なっている編地にかぎ針を入れ「細編み」を1目編みます。最後に「細編み」を続けて2目編みます。タックが編めました。

上部2段めは、目数の増減なしで「細編み」を8目編みます。

3段めで片方にボタンホールを編みます。「細編み」を6目編んだあと、続けて「鎖編み」を8目編みます。

引き返して、3段めの「細編み」の頭を2目飛ばして3目めに「細編み」を編んで鎖目を編みつけます。

編みつけた鎖目をすっぽりと拾って「細編み」を8目編み入れます。

上部3段めに戻って、残り2目「細編み」を編んだら上部の完成です。編み終わりの糸は、編地の目立たないところに通して処理してください。

 

 

3.側面と持ち手を編む

上部の部分2段めあたりに糸をつけ、立ち上がりの「鎖編み」1目+「細編み」を編みます。上部の部分は目数の増減なしで編み、バッグの編地の部分は「細編み2目1度」を編んでいきます。

片方の上部の端まで編めたら、持ち手を編んでいきます。

「鎖編み」を続けて20目編みました。

続けて、反対側の上部角に「細編み」を編んで鎖目を編みつけます。

同様に、バッグの上部は目数の増減なしで編み、バッグの上部の編地は「細編み2目1度」を編みます。反対側も持ち手を編んでください。フチ1段めの編み終わりは、編みはじめの1目めに「引き抜き編み」を編みます。

フチの2、3段めは、目数の増減なしで「細編み」をグルリと編みます。持ち手部分は、2段めは鎖目の半目と裏山を拾って「細編み」を編み入れ、3段めは2段めの「細編み」の頭を拾って「引き抜き編み」を編んでください。「細編み」だけだと持ち手の編地が不安定になりますが、「引き抜き編み」でフチ編みをすることで安定します。

ボタンホールを編んでいないほうの上部にボタンを縫い付けたら、「ミニグラニーバッグ(改)」の完成です!!

前回編んだミニグラニーバッグと比べてみました。前回までの編み方だと、側面が丸まるのでバッグの形が長方形の筒のような形になりますが、今回のデザインはバッグの形がペタンコになります。

バッグを開いたところです。サイドの隙間が広いので、細かい物は横から落ちる心配がありますが。。バッグの口が広く開くので物の出し入れはしやすいです。

消しゴムがすっぽりと入りました。

理想の形に近づいたので、このデザインをもとに娘に「ミニグラニーバッグ」を編むことにしました。

 

 

4.引き上げ編みのミニグラニーバッグ

編地をどの模様にしようか娘に尋ねたところ、前に編んだミニグラニーバッグの模様がお気に入りだということで、バッグの編地は「引き上げ編みを使ったワッフル」模様に決定しました。

「引き上げ編み」模様だとバッグ上部のタッグがキレイに入らないので、バッグの上部は「細編み2目1度」を編むことでギャザーを寄せました。

目数の計算の仕方は、「鎖編み」2目=「引き上げ編み」1目で計算しています。通常は「鎖編み」3目=「長編み」1目で計算するのですが、今回は「引き上げ編み」なので、「鎖編み」を2目としました。「鎖編み」の作り目16目、「引き上げ編み」模様編み8段編んでいます。

「引き上げ編み」模様の詳しい編み方は以下のリンクを参考にしてください。

かぎ針編みの模様(その13)ー長編みの引き上げ編みの編み方

リンク先では作り目を14目で編んでいますが、今回は16目で計算しているので、両端の2目を「長編み」で編んでください。

フチ用の糸を角に付け、4辺を16目ずつ拾って「細編み」を編みます。角部分は「鎖編み」1目でつないでください。

上部は「細編み2目1度」を編んでギャザーを寄せます。全部で3段編みました。

先ほどと同様にフチと持ち手を編んで、ボタンを縫い付けたら完成です!!

「引き上げ編み」模様の編地のほうが、若干ふっくらして見えます。色が黒なので模様が見えにくいのが残念ですが。。可愛く出来たので満足です。

大きいバッグを編むときも、とにかく編地が正方形になるように編み、上部をタッグまたはギャザーを寄せて目数を半分に減らし、サイドは上部は目数増減無し、編地部分は1段めだけ「細編み2目1度」を編めばグラニーバッグになります。慣れると簡単に編めるので、ご自身のお好みの大きさで編んでみてください♪

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

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