7月の飾りをテーマに刺繍糸を使ってかぎ針編みで「朝顔」を編んでみました。ヘアピンやヘアゴム、お部屋のちょっとした飾りにも可愛いと思います。編み方をご紹介します。
1.材料
刺繍糸(お花 2色) ・・・約4m
(めしべ) ・・・少々
(葉っぱ) ・・・約4m
かぎ針 5号、刺繍針
2.編み方
1.花の中央を編む
作り目は鎖編み10目を「わ」にします。作り目を編む時は、1号大きなかぎ針で編むと後々裏山を拾いやすくてお勧めです。
そのまま鎖編みを3目を編みます。
続いて、編んだ鎖目を引き返しながら「引き抜き編み」→「引き抜き編み」→「細編み」を編み、作り目の2目めの裏山を拾って「細編み」を編みます。
同様に、作り目の3目めの裏山を拾って細編みを編み、続けて「鎖編み」を3目編みます。画像のオレンジの線が鎖目の裏山になります。①に「引き抜き編み」→②に「引き抜き編み」→③に「細編み」を編み、作り目の4目めの裏山を拾って「細編み」を編み入れます。
山が2つ編めました。
同様に繰り返し、山を全部で5つ編みます。編み終わりは、1目めの細編みを拾って「引き抜き編み」を編みます。
花の中央が編み終わりました。
作り目の1目めにかぎ針を入れ、「引き抜き編み」を編み、ループを引き伸ばして目を休ませます。
2.花びらを編む
花びらを編んでいきます。先ほど最後に編んだ細編みの頭を拾って、糸を引き出します。同じ目に細編みを1目編み入れてください。
そのまま「細編み」を3目編みます。
続けて「鎖編み」を1目編み、かぎ針を抜きます。
山の1目めにかぎ針を入れ、
休ませていたループを引き抜きます。
編地を裏側から見ると、鎖目が渡っているようになります。
糸を引き出した目と同じ箇所から「細編み」を4目編み入れます。続けて「鎖編み」を1目編み、かぎ針を抜きます。
3つ目の山の1目めにかぎ針を入れ、休ませていたループを引き抜きます。
同様に繰り返し、1段目の編み終わりは、山の2目めにかぎ針を入れてループを引き出してください。
2段目を編んでいきます。ループを引き出した目と同じ箇所に「細編み」を1目編み、前段の細編みの頭を拾って「細編み」4目を編みます。続いて山の2目めに「細編み」を1目編み入れ、「鎖編み」を1目編み、かぎ針を抜きます。
山の2目めにかぎ針を入れ、ループを引き抜きます。同じ目に「細編み」を1目編みます。
同様に繰り返し、2段めの編み終わりは、山の3目めにかぎ針を入れ、ループを引き出してください。
花びらの3段めは裏から鎖目を通さずに、山の頂上を囲むように鎖編み1目を編んだ後、そのまま続けて細編みを編んでいきます。
3段めの編み終わりは、「輪」の綴じ方で糸の始末をしていきます。最後の細編みを編んだ後、ループを引き伸ばして糸をカットして針に通し、最初の細編みの頭に針を通します。
そのまま最後の細編みの頭半目を拾って針を通します。
綴じ終わりました。残った糸は裏側の目立たない所数目に通し、カットします。
3.再び花の中央を編む
再び花の中央を編んでいきます。先ほど休ませていた目にかぎ針を入れます。
そのまま作り目を拾って細編みを編みます。
2段目は「細編み2目1度」を編み、5目になったところでループを伸ばして糸をカットします。後程縫い糸として使用するので、長めに残しておいてください。
花が編めました。
めしべを編んでいきます。「鎖編み5目」→「鎖編み3目のピコット編み」→「鎖編み5目を拾って引き抜き編み」を編みました。少し大きかったので、最初の鎖編み5目は3目くらいでも良かったかもしれません。。。お好みで目数を決めてください。
花の中央にめしべをセットします。
先ほど残して置いた糸で縫い閉じます。
余分な糸を処理して「あじさい」の完成です。めしべが飛び出てしまいました。。
4.葉っぱを編む
あじさいの葉を編んでいきます。「鎖編み5目」→「鎖編みの裏山を拾って細編み5目」→「鎖編み7目」→「鎖編みの裏山を拾って細編み7目」→「鎖編み5目」→「鎖編みの裏山を拾って細編み5目」を編みます。
続けて編むと画像のようになります。
1枚目の葉を編んでいきます。細編みの頭を拾って「細編み」→「中長編み」→「長編み」→「中長編み」→「細編み」を編み、引き返すときは鎖目を拾って同様に繰り返し、往復で編みます。
2枚目の葉を編んでいきます。細編みの頭を拾って「細編み」→「中長編み」→「長編み3目」→「中長編み」→「細編み」を編み、引き返すときは鎖目を拾って同様に繰り返し、往復で編みます。
3枚目の葉を編んでいきます。細編みの頭を拾って「細編み」→「中長編み」→「長編み」→「中長編み」→「細編み」を編み、引き返すときは鎖目を拾って同様に繰り返し、往復で編みます。
ループを引き出して糸をカットし、糸を針に通して花と葉を縫い付けます。
「朝顔」の完成です!
様々な色の糸で沢山編んで、モビールのように吊るしても可愛いと思います。
夏を感じる季節の飾り、皆さまも編んでみてください。