我が家は部屋と部屋の境目に「ひものれん」を取り付けることで空間を区切って使用しているのですが、仕切りを取り払いたいときに「ひものれん」を束ねるための可愛いカーテンタッセルが欲しいなと思い、モチーフを考えて自作しました。出来上がったお花のモチーフは立体的で大きなサイズなので、ヘアゴムやヘアピンなどに仕立てても可愛いと思います。編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
・刺しゅう糸…花中心(黄色)約3m30㎝、がく(オレンジ)約3m50cm、花びら(グリーン)約4m
・その他…かぎ針3号、とじ針
※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。タッセルを作る場合は、糸3束(1束約8m)使い切ります。他に、パールビーズ(直径 約8㎜)を3個用意してください。ビーズの穴は3㎜程度あると、スレッドコードが通ります。
2.編み図と編み方
各編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.1段めの編み方
1段めは、「わ」の中に「細編み」を6目編み入れます。
2.2段めの編み方
2段めは、1段めの「細編み」の頭手前1本(画像のみどりの線)を拾って編み入れます。
編み図のとおりに、立ち上がりの「鎖編み」を1目編んだあと、「細編み」1目+「鎖編み」3目+「細編み」1目をそれぞれ編み入れていきます。
3.3段めの編み方
3段めは、1段めの「細編み」の頭奥1本(画像のピンクの線)を拾って編み入れます。
先ほど編んだ2段めを手前に倒して、3段めをそれぞれ編み入れてください。
画像は、3段めを編み終わったところです。表側から見ると、2段めと3段めが重なって見えます。
編地を裏側から見たところです。
4.4段めの編み方
4段めは、3段めの「細編み」へ「細編み」1目+「鎖編み」2目→3段めの「鎖編み」へ「長編み」3目→続けて「鎖編み」2目+3段めの「細編み」へ「細編み」1目をそれぞれ編み入れます。
1周編み終わったら、編み終わりの処理をして糸をカットします。
5.5段めの編み方
5段めは編地を裏返して編みます。4段めの「細編み」の足を2本拾って糸を付け、立ち上がりの「鎖編み」1目と「細編み」を編みます。
続けて「鎖編み」を3目編み、次の4段めの「細編み」の足へかぎ針を入れ、
「細編み」を1目編みます。目を拾うときは、編み糸が表に出ないように、「細編み」の足の間へかぎ針を入れて目を編み入れてください。
続けて編み図のとおりに、5段めを編みます。
6.6段めの編み方
6段めは、再び編地を表に返して編みます。立ち上がりの「鎖編み」を1目編んだあと、
「鎖編み」5目の箇所は、鎖目の半目と裏山を割って「細編み」を編み入れます。「鎖編み」3目の箇所は、鎖目をすっぽりと拾って「細編み」を3目編み入れます。
6段めを編み終わったら、編み終わりの処理をして糸をカットしてください。
7.7段めの編み方
7段めは、6段めで「細編み」を3目編んだ箇所へ糸を付け、花びらを編み入れていきます。花びらと花びらの間の「鎖編み」1目は、6段めの「がく」を手前に倒して、鎖目が編地の裏側を通るように編みます。
編み終わりの処理をして糸をカットし、よぶんな糸を編地の目立たないところに処理してください。
モチーフを裏側から見たところです。花びらが立体的に見えます。
糸の色を変えて3種類編みました。中心にビーズを縫い付けても可愛いと思います。
モチーフの大きさは、直径約7cm程度になります。
3.カーテンタッセルの作り方
モチーフをカーテンタッセルに仕立てていきます。
残った糸で「スレッドコード」を約80cm編みました。スレッドコードの編み方は以下のリンクを参考にしてください。糸端は、約10cm残してあります。
コードにパールビーズを通します。位置はお好みで設定してください。私は中心より10cm程度ずらしました。
モチーフの1段めと2段めの間のすきまへコードを通します。
コードを引いて、ビーズをセットします。
コードの端にもビーズを通しました。ビーズを通した後、玉結びで固定しています。カーテンの厚みに合わせて、好みの位置でコードをひと結びしたら(私は9cm程度の位置で結びました)、カーテンタッセルの完成です!
実際に「のれん」に付けてみました。良い感じです♪
皆さまもお好みの色で編んでみてください。
読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。