かぎ針編みの分散増減法「分散増し目」について

かぎ針編みの分散増減法「分散増し目」について 編み物豆知識

今月に入り、通信講座で学んでいた「かぎ針編み」講師講座を無事に修了しました!

私が講座で学ぶにあたって一番理解に苦戦した科目は、最後の課題であった「分散増減法」でした。無事合格をいただけるか不安だったのですが、私の理解で正解だったようなので、忘れないようにこちらに記録を残しておきたいと思います!

私が通信講座で学ぶに至った経緯も書いていたら文章が長くなってしまったので、実際の「分散増減法」は目次2以降へ飛んでご覧ください。

今回は「かぎ針編み講座講師」科のテキストが手元にあることを前提にブログを書いています。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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1.通信講座で「かぎ針編み」講座を受講した経緯と感想

私が編み物に初挑戦したのは、確か小学校2年生ころからだったと思います。その後も、祖母に教えてもらったり、本を見たりしながら編み物を続け、小学校6年生で初めてセーターを編みました。しかも初めて編んだセーターがケーブル模様のセーターだったという。。今思うとかなり無謀でした。そして現在の年齢になり、子ども達やお友達に編み方を教えてほしいと言っていただけることも増えました。今まで独学で編んでいたこともあり、人に教えるなら改めて編み物の技法を学びたいなと思ったので、かぎ針編み講座を受講することにしました。お教室に通うことも考えましたが、自分の性格的なことや家庭との兼ね合いもあり、費用や時間の制約のことも考えたら通信講座で学ぶほうがメリットが多かったので、通信講座を受講することにしました。

受講した講座は、通信講座ながらもDVDや教材が充実していて、とても勉強になりました。私自身は編み物に対して完全な初心者では無かったので、課題も順調にクリアできました。入門科は半年ほどで修了出来たのですが、講師科がとにかく苦戦しました。。途中スクーリングがあるのですが、先生との相性はとても大事だと実感しました。実際に講師から学べるチャンスは講座を通して1回しか無いので、お教室何か所かに電話して、納得できたところへ行かれることをおススメします!

それでも何とか課題をクリアしていき、最後の課題である「分散増減法」に行き着いたのですが。。これまた理解に苦しみました。受講元へ質問しようかとも思いましたが、質問方法がFAXか電話の2択しかありませんでした。我が家にはFAXが無いので電話しか選択肢が無かったのですが、自分が理解出来ていない所を上手く言葉で説明する自信が無かったので、とりあえず1回課題を提出して間違いがあったら訂正していただこうと、提出物を揃えて提出したらまさかの一発合格。数回再提出しなければならないことを想定していたので安心しましたが、自分の理解度に自信はありません。。通信講座の弱点はこういう所なのかなと思いました。直接指導して頂いた方が、しっかりとした知識が身に付く可能性は高いのかなとは思います。しかし私は講師や他の生徒さんとの雑談が苦手なので、(人と交流することを目的にお教室に通う方も居るのは理解しているので否定はしませんが、私はお金を払って講座を受講しに行っているのに、技術を学ぶことなく世間話で受講時間が終わることを好意的に受け入れられない性格です。)講師や通っている生徒さんとの相性を気にするくらいなら、自分は通信講座のほうが気楽に学べました。編み物の技術も上がったと思います。製図に関しての理解も深まったので、今まで編み図が無ければ作品を編めませんでしたが、編み図が無くても、自分でデザインなどを考えて編めるようになったのは大収穫でした。受講して良かったと思います。

 

2.「分散増し目」の考え方

ここでは、講師科の課題である「チュニックの模様」で分散増し目の確認をしていきます。

「分散増減法」とは、模様のイメージをあまり変えずに、模様を大きくしたり、小さくしたりする、編み物独特の技法のことを言います。グラデーションのように模様が大きくなっていきます。スカートやペプラム、ショールカラーなど、外郭の割り出しのないストレートな部分を表現することに向いている編み方になります。

今回使用した糸は、ダイソーで購入した「Lace Yarn」です。かぎ針は3号を使いました。

ゲージは、本来なら15cm四方編むのですが、今回は10cm四方しか編んでいません。個人的に、作品を編むにあたってゲージを編むのが一番気分が乗らないのですが。。。これが無いと正確に作品が出来ないので、ここは頑張って編みます。スチームアイロンもしっかりあてて、仕上げてください。

今回編んだゲージは、1模様(3.5cm):10cm (16段)になりました。模様は10目、2段1模様です。

つづいて「編み方図」を書いていきます。ちなみに「編み方図」とは、製図の外郭を写して、外郭の寸法を記入し、その寸法に対して、割り出し計算した結果の目数と段数を記入した図のことを言うそうです。

編み方図

割り出しを簡単に計算できるように、編み始めを10cmにしました。広がりは、テキストと同様40%とします。10cm×140(%)=14cmです。

作り目の計算です。

10cm÷3.5cm(1模様)=2.8≒3模様

3(模様)×10目(1模様)=30目+1目=31目

ゲージより、10cmは16段になります。編み模様2段1模様を考慮して、16段を均等に割ると、4段ごとに目数を増やしていく計算になります。

基本 4段

10cm×100(%)=10cm(横幅)

10cm÷3.5cm(1模様)=2.8≒3模様

①(12.7%)4段

10cm×112.7(%)=11.27cm(横幅)

11.27cm÷3(模様)≒3.76cm  1模様3.8cm

②(25.4%)4段

10cm×125.4(%)=12.54cm(横幅)

12.54cm÷3(模様)≒4.2cm  1模様4.2cm

③(38.1%)4段

10cm×138.1(%)=13.81cm(横幅)

13.81cm÷3(模様)≒4.6cm  1模様4.6cm

 

出てきた数値を実際の編地と比較してみます。

①の比較です。黒い矢印で囲まれている模様が1模様になります。計算によると、1模様3.8cmになるはずですが。。1模様3.5cmですね。。測ったときにスチームアイロンをあてていなかったので、サイズに相違が出てしまいました。大変失礼しました。この後、アイロンをあてて測ったら、3.8cmになりました。

②の比較です。計算によると、1模様4.2cmになるはずです。こちらは計算通り4.2cmになりました。

③の比較です。計算によると、1模様4.6cmになるはずです。こちらも計算通り4.6cmになりました。

今回はわかりやすい数値で増し目と段数を求めましたが、テキストに載っているチュニックを編むときは、私が編んだゲージだと、胸元の切り替えより下42cmは67.2段になります。編み模様2段1模様を考慮して68段としても、均等に割ると、17段ごとに目数を増やしていく計算になります。しかし、テキストの記号図を見ると、増し目をするのは偶数段になるので、16段めで増やすか、18段めで増やすか。そこが編み手の判断となり、この課題の難しいところでもあるのかなと思います。実際の課題を編むときは、自分サイズの製図で編むので、さらに難しさ倍増です。。

 

3.実際に提出した課題作品

今まではチュニックの編地で再勉強してきましたが、実際に提出した課題は「ショールカラー」を選びました。理由は単純で、製図も編む量も少なくて良さそう!だったからです。

意外と盲点だったのですが、課題に取り掛かった季節は冬。今時期販売している毛糸も秋冬用。しかし課題の指定糸はコットンヤーン。。極寒の中、コットンヤーンを見つけるのに苦労しました。。夏のうちに購入しておけば良かったです。

結局糸はセリアで見つけました。しかし、以下の2種類で購入を迷いました。

1つは「オーガニックコットン」細、2つめは「NEW エンジェルコットン」です。

指定の糸は、「中細コットンヤーン30g玉巻(糸長109m)」1玉 です。

オーガニックコットンは、25g(糸長約95m)。

エンジェルコットンは、25g(糸長約65m)。

重さと糸長で判断すると、オーガニックコットン1択ですが、ラベル表記に「細」と書いてあったことにより無駄に混乱してしまいました。。かぎ針は両方3号。

画像ではわかりずらいですが、糸の太さも結構違います。結果、ラベル表記よりも、重さと糸長を重視して、オーガニックコットンを使用して編むことにしました。

ちなみに。。テキストには使用糸1玉と書いてありますが、ゲージを編む分の糸量も必要なので、最終的には2玉使用しました。

ゲージは1模様 3.2cm:10cm 17段(1cm 1.7段)でした。

採寸表を基に製図を書いてみると、自分のサイズもテキストと同じサイズになりました。

襟本体の部分は7cm×1.7段=11.9段≒12段。4段1模様を考慮して、分散増し目は3等分(4段ごとに増し目)としました。「模様編みの分散増し目」をもとに、割り出し図を書き、作品を編みました。

仕上げにスチームアイロンをあてて、作品の完成です!

入門科はひたすら作品を編んで添削していただけることが楽しかったのですが、講師科になると本格的にお勉強という感じになり、戸惑うことも多々ありました。受講期間内に終了出来て、心から安堵しています。

今回は自分への備忘録としてこのページを書いたので、こっそりと載せておきたいと思います。

どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです♪

 

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