かぎ針編み「蝶々モチーフのカーテンタッセル」の編み図と編み方

かぎ針編み「蝶々モチーフのカーテンタッセル」の編み図と編み方 雑貨

前回作成した「お花モチーフのカーテンタッセル」を見た娘から、自分の部屋のカーテンにもタッセルを作ってほしいとリクエストがきたので、娘希望の蝶々モチーフでカーテンタッセルを作りました。娘の部屋には壁にカーテンフックが付いているので、タッセルの両端をループにして、フックにタッセルをかけられるようなデザインにしました。

蝶々のモチーフは過去に何度かトライしているのですが、なかなか納得のいくデザインにならず。。難しいテーマのひとつだと思っています。。今回は娘にもアイディアをもらって「アゲハ蝶」をイメージしてモチーフを作成しました。編み図と編み方をご紹介します。

 

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1.材料

刺しゅう糸…4束(1束約8m)

ビーズ(直径約6㎜)…パール 4個、黄色 1個

アレンジワイヤー(10cm)1本、かぎ針3号、とじ針、ボンド

※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。白2束、グリーン1束、ミントグリーン1束を使いました。羽の外周に白色の刺しゅう糸を1束使い切って編んでいます。ビーズやワイヤーもダイソーで購入しました。

 

 

2.編み図と編み方

各編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。

1.羽中心の編み方

 

糸を2重にした「わ」の中に、編み図のとおりに1段めを編み入れます。

ループを伸ばして一度かぎ針を引き抜き、糸端を引いて、糸が動かない方の「わ」を先に引き締めます。糸端を引いて動いた方の「わ」の糸を引くと、「わ」が引き締まります。

続けて、糸端を引いて「わ」を完全に引き締めます。

休ませていたループにかぎ針を入れてループを縮め、はじめの1目めに「引き抜き編み」を編み、1段めを完成させます。

引き続き、編み図のとおりに2段めを編み進めます。編み終わりは「わ」の処理をします。

最後の1目を編み終わったら、ループを引き伸ばして半分にカットします。

編み糸側を引き抜き、残った糸を閉じ針へ通します。はじめに、以下の画像のように、最初の1目めに針を入れて糸を通します。

編地を裏返し、以下の画像のように、最後の「細編み」のあたま半目と、隣の目の「細編みの足」へ針を入れます。

針を引いて糸を通したら、編み終わりの処理完了です。よぶんな糸は、編地の目立たないところに通してカットしてください。

同じ物を全部で4枚編みます。上羽2つをグリーンの糸、下羽2つをミントグリーンの糸で編みました。

 

 

2.羽上部の編み方

羽中心の編地へ糸をつけて、編み図のとおりに3、4段めを編んでいきます。

3段めを黒色の編み記号、4段めをピンク色の編み記号で書いています。

【右上羽の編み図】

【左上羽の編み図】

羽中心の1目めに糸を付け、3段めを編みます。先ほど編み終わりの処理をした箇所の、隣の目にかぎ針を入れます。糸が抜けてしまう危険があるので、編み終わりの処理をした箇所へかぎ針を入れないように気を付けてください。

まず、右上羽を編んでいきます。4段めの立ち上がりの「鎖編み」を編んだあと、編み図のとおりに「細編み」を4目編み入れます。

続けて、かぎ針へ4回糸を巻き、3段めの最後の鎖目へかぎ針を入れ、針先に糸をかけて引き抜きます。

「針先に糸をかけ、かぎ針にかかっている2ループを引き抜く」を5回繰り返し、目を完成させます。

編み図のとおりに、3段めの鎖目をすっぽりと拾って「細編み」+「中長編み」+「長編み」+「中長編み」+「細編み」を編み入れます。

かぎ針へ5回糸を巻き、先ほどと同様の3段めの最後の鎖目へかぎ針を入れ、針先に糸をかけて引き抜きます。「針先に糸をかけ、かぎ針にかかっている2ループを引き抜く」を6回繰り返し、目を完成させます。

以下同様に、編み図のとおりに編み進めます。編み終わりは、20cm程度糸を残して編み糸をカットし、カットした糸端をループへ通します。最後に、糸端を引いてループを引き締めてください。

左上羽も同様に編みます。

 

 

3.羽下部の編み方

羽下部の編み図は、ピンク色の編み記号で書いています。最初に糸を付ける箇所が、上羽部分とは違うので気を付けてください。

羽中心2段めの「中長編み」から「細編み」へ変わる1目めに糸をつけ、「細編み2目を編み入れる」を2回+「鎖編み」1目+「細編み2目を編み入れる」を3回繰り返し編みます。

羽下部は、かぎ針へ2回糸をかけた後、先ほど編んだ3段めの「鎖目」へかぎ針を入れて、針先に糸をかけて引き抜き「長々編み」を編みます。

同様に編み図のとおりに編み進め、下羽を完成させます。

同じ物を2枚編んでください。

 

 

4.その他パーツの編み方

蝶々の体パーツを2枚編みます。

「わ」の中に6目「細編み」から編みはじめ、「わ」を引き締めて編みはじめの1目めに「引き抜き編み」を編んだ後、続けて「鎖編み」を10目編みます。

立ち上がりの「鎖編み」1目を編み、鎖目の裏山を拾いながら「細編み」を10目編み、編み終わりの処理をします。体パーツの1枚は、糸端を30cm程度残して糸をカットしてください。

続いて、タッセルやコードをまとめる編地を1枚編みます。「鎖編み」の作り目8目から編みはじめ、「細編み」を8段編んでください。後ほど縫い付けるために使うので、糸端は30cm程度残しておきます。

蝶々の触覚を作ります。ワイヤーを半分に折り、上部3cmほどにボンドを付けます。

ボンドを付けた箇所へ糸をグルグルと巻きます。2か所巻いてください。

次に、ワイヤーの先へボンドを付け、パールを差し込みます。

スレッドコードを80cmほど編みます。糸を3色使いました。コードの編み方は以下のリンクを参考にしてください。編み終わったら、コードへスチームアイロンをあてて編地を落ち着かせます。

かぎ針編み「スレッドコード」で編むマスクストラップの作り方

最後に、タッセルを作ります。糸を巻くものは、定規でも、ボール紙でも大丈夫です。長さはお好みで決めてください。私は、以前ダイソーで購入した、刺しゅう糸を保存するスティックを使いました。グリーンの糸とミントグリーンの糸を2本合わせて巻きます。

スティックを外して、中心を糸で結びます。

糸を束ねるように、巻き結びをします。巻き結びの方法は、以下のリンク「3.ストラップの組み立て方」を参考にしてください。少し長めに糸を巻くと安定します。

かぎ針編み「エビコード」で編むマスクストラップの作り方

タッセルの裾を揃えて糸をカットし、上部へビーズを3個通して、ビーズが抜けないように糸をひと結びします。

各パーツが出来ました!たくさんあります。

 

 

5.カーテンタッセルの組み立て方

パーツを組み立てていきます。はじめに、体パーツへ上羽を縫い付けます。各パーツを編んだときに残しておいた糸端を閉じ針へ通し、バランスをみながら縫い付けてください。羽を縫い付けるときは、体パーツを編んだ「細編み」の足へ縫い付けるようにしてください。

下羽も縫い付けます。バランスを見ながら、上羽の根本近くへ縫い閉じてください。

半分くらい上羽とかぶる位置に縫い付けると、バランスが良いかと思います。

編地を裏返し、体パーツを2枚合わせて、巻きかがりで縫い合わせていきます。はじめに、体部分をグルリと巻きかがります。頭を縫う前に、触覚を体部分へ入れ込みます。

ワイヤーへ糸を巻いた部分が頭から出るようにセットし、残りの頭部分も巻きかがりで縫い閉じます。

最後に、パーツをまとめるために編んだ編地を体の中央へセットし、体へ縫い付けます。

コードの端を結んでコードを「わ」にし、結び目が中央へくるよう、以下の画像のようにコードをセットします。タッセルの糸も結んで「わ」にし、編地から下がるようにセットします。

スレッドコードとタッセルの糸をまとめて、グルグルと縫います。

編地の端を合わせて巻きかがり、編地から出た余分なコードの糸端をカットします。

触覚を好みの角度へカーブさせたら、「蝶々モチーフのカーテンタッセル」完成です!

実際にカーテンへ付けてみました。羽を1部分しか体へ縫い付けていないので、カーテンへタッセルを付けると羽が立体的に立ち上がり、本物の蝶々のようにも見えます。娘にも無事合格点をもらえました!

パーツが多いので、完成までに丸1日かかりましたが、満足のいく出来になって嬉しいです。

ただ、今回は同じ色の糸が手元にありましたが、ダイソーの刺しゅう糸1パックで同じタッセルを2つ作ろうと思ったら、同じ色の糸が入っていないので、左右で違う色の蝶々になってしまうのが難点かなと。。複数作る場合は、刺しゅう糸ではなくレースヤーンを使うと良いかもしれません。

読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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