かぎ針編み「エビコード」で編むマスクストラップの作り方

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かぎ針編み「エビコード」で編むマスクストラップの作り方

最近健康のために登山を楽しんでいるのですが、顔にマスクをつけながらの登山は想像以上に呼吸が苦しくて慣れることが出来ません。登山道は道幅が狭いので人とすれ違う時はやはりマスクをつけたほうが良いかなと思い、結局、人とすれ違う時にだけマスクをつけて1人の時はマスクを外すということをしています。そうなると、外したマスクを手に持ったまま歩いたり、都度ポケットから出してつけるのも面倒なので、胸元にぶら下げて簡単に着脱出来るように「マスクストラップ」なるものを作りました。

今回「エビコード」というかぎ針編みの技法を使ってストラップを編んでいます。3本の糸を使って編む「エビコード」は少しコツが必要ですが、編み慣れると簡単に出来るので、プレゼントなどにもおススメです。マスクストラップの他、短めに編んでブレスレットやリボンにしても可愛いと思います。編み方をご紹介します。

 

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1.材料

刺しゅう糸(1束約8m)… 3束

小ぶりのナスカン(またはストラップの金具) 2個、かぎ針 3号

※マスクの留め具として、私は手持ちにあったストラップの金具のヒモ部分を外してナスカンのみ使いました。ストラップの金具は、ナスカンだけで販売されているものよりも小さいサイズになります。普段使用しているマスクのヒモが太い場合は、ストラップの金具では小さすぎて付けられないかもしれません。留め具は使用するマスクのヒモの太さに合わせて用意してください。

 

 

2.糸を3色使った「エビコード」の編み方

本来ならあみ糸1本で編む「エビコード編み」という技法をアレンジして、あみ糸を3本使って編みました。糸1本で編む場合とは編み方が少し違うのでご了承ください。1本で編む場合の「エビコード」の編み方は以下のリンクを参考にしてください。

ダイソー刺しゅう糸「グリッターカラー」を使って「えびコード」で編むブレスレットの作り方

はじめに、メインの糸で「鎖編み」を2目編みます。続いて、「鎖編み」1目めの半目(画像の黒線→の箇所)にかぎ針を入れ、「細編み」を1目編みます。

次に、先ほど拾わなかった「鎖編み」半目(画像の黒線→の箇所)にかぎ針を入れ

編み糸を巻き込むように、かぎ針を→の方向へ移動させます。かぎ針が上、編地が下になります。

画像はかぎ針を移動させ終わったところです。このまま針先に編み糸をかけ、

先ほどかぎ針を入れた手前のループ1つだけを引き抜きます。

さらに針先に糸をかけ、2つのループを引き抜き「細編み」を1目完成させます。

続いて、画像の→の箇所2本のループへ上から針先を入れます。

先ほどと同様に、かぎ針を→の方向へ移動させます。かぎ針が上、編地が下になります。

針先に糸をかけ、先ほど拾った手前2つのループを引き抜きます。

ここで一度編み糸を休めて、2色めの糸で2つのループを引き抜き「細編み」を完成させます。同様に編み進めていきます。下2つのループに上から針先を入れ(①)、かぎ針を移動させます(②)、針先にピンク色の糸をかけ、手前2つのループを引き抜きます(③)。

画像は、手順③まで進んだところです。

ピンク色の糸を休めて、3色めの糸(黄色)で2つのループを引き抜き「細編み」を完成させます。

同様に編み進めていきます。下2つのループ(茶色の糸)に上から針先を入れ(①)、かぎ針を移動させます(②)、針先に黄色の糸をかけ、手前2つのループを引き抜きます(③)。先ほど休めていた茶色の糸に持ち替え、かぎ針にかかっている黄色の糸で編んだ2つのループを引き抜きます(④)。

「エビコード」の3目めが編み終わりました。

続けます。下2つのループ(ピンク色の糸)に上から針先を入れ(①)、かぎ針を移動させます(②)。

針先に茶色の糸をかけ、手前2つのループを引き抜きます。

先ほど休めていたピンク色の糸に持ち替え、かぎ針にかかっている茶色の糸で編んだ2つのループを引き抜きます。

「エビコード」の4目めが編み終わりました。

下2つのループ(黄色の糸)に上から針先を入れ

かぎ針を移動させます。針先にピンク色の糸をかけ、手前2つのループを引き抜きます。

先ほど休めていた黄色の糸に持ち替え、かぎ針にかかっているピンク色の糸で編んだ2つのループを引き抜きます。

同様に、茶色→ピンク色→黄色の順に糸を持ち替えながら編みます。グルグルと編地を回転させながら編んでいくので、次に編む糸が下にきます。糸が絡まりやすいので、かぎ針を少し持ち上げながら都度編み糸を移動させつつ編み進めてください。

編み終わりは、メインの糸(この場合は茶色)で編み終わるようにします。糸を長めにカットして、ループを引き抜いてください。

長さはご自身のお好みで編んでください。私は約70cm編みました。

 

 

3.ストラップの組み立て方

ナスカンのリングに3本の糸端を通し、リングを「エビコード」の編みはじめの位置まで移動させます。

ストラップを編み終わった後に残った糸で別糸を30cmほど用意してください。別糸を画像のようにU字型に置きます(ここでは茶色の糸を使いました)。U字に置いた別糸の反対側の糸端を持って画像の→の方向にグルグルと8~10回ほど巻いていきます。隙間が出来ないように巻いてください。

巻き終わったら、先ほど作ったU字型の端部分「わ」の中に糸端を通します。

→の方向に糸を引き、「わ」を巻いた糸の中へ入れ込みます。

余分な糸をカットします。留めた糸が外れないように、糸を巻いた部分にボンドを付けるとより頑丈になります。

金具の方向に気を付けながら、もう片方にも金具を取り付けて「マスクストラップ」の完成です!

実際にマスクに付けたところです。ストラップの重さは約5g程度でした。

ぬいぐるみにモデルになってもらいました。良い感じです♪

青、ピンク、白の糸を使って、もう1本編みました。迷彩柄のようなストラップになりました。糸の色は同系色だと模様が明確に出ないので、反対色などを組み合わせるとよりカラフルになります。

お好きな色で組み合わせを楽しんでみてください。

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

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