かぎ針編み「室内用手袋(リストウォーマー)」の編み方

かぎ針編み「室内用手袋」の編み方 雑貨

寒さ厳しい季節がやってきました。室内で暖房をつけていても体が冷えてしまうので、ひざ掛けや厚手の靴下などの暖かグッズを手放せません。手も冷えないように室内用の手袋が欲しいなと思い、ちょうど冬用バッグを編んだ毛糸が残っていたので、リストウォーマーを編みました。

室内で暖房をつけているので屋外ほど寒くはなく、手袋を着けていると手のひらに汗をかいてしまうので、手のひら側は透かし模様にして通気性を良くしました。手の甲側や手首が覆われているだけでも充分暖かいです。指先が出ているので、PCの打ち込みや編み物もストレスなく快適に作業が出来ます。

手のひらも温めたいという方は「方眼編み」模様ではなく、すべて「長編み」で隙間を無くして編んでください。太い糸でざっくりと編んだので編地の隙間が多く、屋外での着用には向かないと思いますが、適度に暖かい室内では大活躍すると思います!編み図と編み方をご紹介します。

 

 

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1.材料

・メランジテイスト(1玉約60g)・・・64g(2玉)

「メランジテイスト」はダイソーで購入しました。色はベージュです。材質はアクリル100%で、触れた感じはふわふわとしていて柔らかい糸です。かぎ針は8号を使用しました。その他、閉じ針を用意してください。

 

2.編み図と編み方

編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。編み図の右左の違いは、親指の位置になります。青色記号が「表引き上げ編み」、赤色記号が「裏引き上げ編み」を示しています。

「右手の編み図」

 

「左手の編み図」

 

1.手首から上パーツを編む

「鎖編み」の作り目30目を編み、最初の1目めに「引き抜き編み」を編んで、作り目を「わ」にします。

続けて、立ち上がりの「鎖編み」3目を編んだ後、作り目の裏山を拾いながら「長編み」を29目編み、段の最後は、立ち上がりの「鎖編み」3目めに「引き抜き編み」を編みます。

2段めから模様編みを編んでいきます。立ち上がりの「鎖編み」3目を編んだ後、2目めは「長々編みの裏引き上げ編み」を編みます。かぎ針へ2回糸をかけた後、針先を編地の裏側から画像のオレンジの→の箇所へ入れます。(1段めの「長編み」の頭が手前側へ出てきます。)

かぎ針へ2回糸をかけた後、針先を入れ

糸を掛けて引き出します。

針先に糸をかけて、かぎ針にかかっている2ループをつど引き抜きながら、「長々編み」を完成させます。

3目めは「長々編みの表引き上げ編み」を編みます。かぎ針へ2回糸をかけた後、針先を編地の表側から画像のオレンジの→の箇所へ入れます。(1段めの「長編み」の頭が編地の奥側へ出てきます。)

かぎ針へ2回糸をかけた後、針先を入れ

糸を掛けて引き出します。さらに針先に糸をかけて、かぎ針にかかっている2ループをつど引き抜きながら、「長々編み」を完成させます。

続けて編み図のとおりに、「長々編みの表引き上げ編み」、「長々編みの裏引き上げ編み」を編んだ後、6~9目めは「長々編みの表引き上げ編み」を2目ずつ交差させながら編みます。6目めは1段めの「長編み」の頭2目飛ばして3目めに「長々編みの表引き上げ編み」、7目めは1段めの「長編み」の頭3目飛ばして4目めに「長々編みの表引き上げ編み」を編み入れます。

8目めと9目めは、6目めと7目めの裏側を通るように「長々編みの表引き上げ編み」を編みます。

1段めの編地を引き上げるように編むと、交差編みを編みやすいかと思います。

同様に編み図のとおりに、2段め以降を編み進めます。

親指の箇所は、5目「鎖編み」を編みます。(画像の例は右手用になります)

次の段は、「鎖編み」を編んだ箇所へ「長編み」を5目編み入れます。

8段編み終わったら、「わ」の編み終わりの処理をして糸をカットしてください。

 

2.指パーツを編む

4本の指パーツを編んでいきます。画像の位置を参考に、「鎖編み」を3目編みます。小指以外は前後4目ずつになります。

8段めの目の足に「引き抜き編み」で糸を付け、「鎖編み」を3目編んだ後、反対側の目の足に「引き抜き編み」を編んで鎖目を編みつけます。編み終わったら糸をカットしてループに通し

糸端を引き締めます。

計3本編みつけてください。(画像の例は右手用になります。左手は対象になるように編んでください。)

人差し指側から編んでいきます。糸を付けて立ち上がりの「鎖編み」1目+「細編み」1目を編みます。

グルリと目を拾いながら「細編み」を編みます。先ほど編んだ作り目の鎖目は、半目と裏山2本を拾って「細編み」を編んでください。人差し指は計11目になります。

目数の増減無しで2段編んだら、糸をカットして編み終わりの処理をしてください。

中指は、人差し指の箇所で編んだ鎖目の、残り半目(画像のオレンジの箇所)に針先を入れて

目を拾います。作り目の鎖目は、中指同様に半目と裏山2本を拾って編みます。目数は計14目になります。

同様に、薬指は中指の箇所で編んだ鎖目の、残り半目に針先を入れて編みます。作り目の鎖目は、中指同様に半目と裏山2本を拾って編みます。目数は計14目になります。小指は、薬指の箇所で編んだ鎖目の、残り半目に針先を入れて編みます。目数は計9目になります。ここまで編み終わったら、一度出ている糸を編地の目立たないところに処理してください。

親指部分へ糸を付け、周囲をグルリと「細編み」で拾います。「鎖目」部分は5目「長編み」部分は各3目拾ってください。目数は合計16目になります。

2段めは「長編み」から目を拾った箇所で、「細編み2目一度」を2回繰り返します。目数は計14目になります。そのまま目数の増減無しで、2段「細編み」を編み、編み終わりは糸をカットして「わ」の処理をします。

 

 

3.手首パーツを編む

手首パーツを編んでいきます。上部パーツの立ち上がりの「鎖編み」部分に糸を付け、「鎖編み」を3目編みます。

続いて、上段パーツ1段めの「長編み」の足を拾いながら、「長編みの表引き上げ編み」→「長編みの裏引き上げ編み」を交互に編んでいきます。

手首パーツ1段めを編み終わりました。

同様に目数の増減無しで全部で7段編み、糸をカットして「わ」の編み終わりの処理をします。左右を編んだら手袋の完成です!

手の甲側です。

手のひら側です。

手首の段数を6段にすると、手首が1cmほど縮みますが、毛糸1玉で編めそうです。サイズは一応フリーですが、私と主人の手でちょうど良いサイズで、娘には少し大きかったです。小さなサイズを編む時は、かぎ針を7号にして編んでください。

冬用バッグを編むために購入した毛糸がまだ残っているので、まだまだ暖かグッズを編みたいと思います!!

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです♪

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