今回も前回に続き、3色の糸を使ってコードを編みました。コードのご紹介としては4種類めとなります。
今回は「細編み2目のえびコード」というかぎ針編みの技法を使ってコードを編んでいます。通常の「えびコード」よりも編地が薄くて、横幅が約1cmほどあります。バッグの持ち手やブレスレットなどにおすすめです♪
3本の糸を使って編むコードは編み方に少しコツが必要ですが、同じ作業の繰り返しなので慣れると簡単に編めます。ぜひチャレンジしてみてください!編み方をご紹介します。
1.材料
刺しゅう糸 … 出来上がりサイズの約10倍×3本
かぎ針 3号
※コードを約75cm編むために必要な糸の長さは1本につき約8mでした。
2.糸を3色使った「細編み2目のえびコード」の編み方
本来なら編み糸1本で編む「細編み2目のえびコード」という技法をアレンジして、編み糸3本を使って編んでいきます。はじめに、糸3本をまとめて「鎖編み」の作り目を1目編みます。糸端は作る物によって必要な長さ分残してください。ここでは10cmほど残しています。
続いて、編み糸1本で「鎖編み」2目と立ち上がりの「鎖編み」1目を編みます。
今編んだ鎖目の1目めと2目めの裏山にそれぞれ「細編み」を編み入れます。つぎに、編地を画像の→のように手前側から回転させます。
今編んだ「細編み」の頭手前半目に「細編み」1目と、立ち上がりの「鎖編み」半目へ未完成の「細編み」を1目編み入れます。
画像は、立ち上がりの鎖目半目に未完成の「細編み」を編み入れたところです。ここで、糸の色を替えてかぎ針にかかっているループ2目を引き抜き、
「細編み」を完成させます。先ほどと同様に編地を手前から→の方向へ回します。
替えた糸で手前の「細編み」の頭(画像の➀)を2本拾って「細編み」を1目、端の糸2本(画像の②)を拾って未完成の「細編み」を編み入れます。
画像は端の糸2本へ針先を入れたところです。ここから針先に糸をかけて引き出します。
未完成の「細編み」が1目編めました。
3色めの糸に持ち替えて針先に糸をかけ、かぎ針にかかっているループ2つを引き抜き「細編み」を完成させます。
同様に、編地を手前に回転させる→手前の「細編み」の頭を拾って「細編み」1目→端の糸2本を拾って未完成の「細編み」1目を編みます。
糸をはじめの1色へ持ち替えて、針先に糸をかけてかぎ針にかかっているループ2つを引き抜き、「細編み」を完成させます。
糸を順番に持ち替えながら同様の編み方を繰り返し、必要な長さを編みます。
編み終わりは、まず未完成の「細編み」を1目編み、続いて手前の糸と2本合わせてかぎ針にかかっているループを2つ引き抜き「細編み」を完成させます。
つぎに、端の糸2本にかぎ針を入れて編み糸2本を引き出し、
糸を3本合わせてかぎ針にかかっているループを引き抜き、「細編み」を完成させます。
ループを引き伸ばしてかぎ針を抜き、編み糸の糸端をループに通します。
最後に、糸端を引いてループを引き締めます。
糸端を整えたら「細編み2目のえびコード」完成です!
色違いでもう1本編みました。ブルーベースのコードは、あえて目立つ色を使って柄が目立つようにしました。ピンクベースのコードは色のグラデーションを意識しています。
3本の糸で編んだ「えびコード」と比較してみました。
模様は似ていますが、コードの厚みと幅が約半分くらい違います。
本来の糸1本で編む「細編み2目のえびコード」とも比較してみました。画像の白い糸のコードが糸1本で編んだコードです。約1mの糸を使って、コード部分は約4cm編めました。両方の糸端の合計は約7cmだったので、約93cmの糸でコードが4cm編めます。ざっくり計算すると、約1cmのコードを編むために必要な糸の長さは約25cmとなります。
糸1本で編むコードは、糸3本で編むコードに比べて両端にポコポコとした可愛い模様が現れます♪皆さまもぜひお好きな色で組み合わせを楽しんでみてください。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。