夏用バッグの試作5個めは、方眼編みの模様を使ってミニトートバッグを編みました。
編地にワンポイントが欲しかったので、バッグの中央にタックを寄せました。ミニバッグではありますが、フリスクやアメなどのお菓子を入れるラッピングバッグとしても使えそうです。編み図と編み方をご紹介します。
【出来上がりサイズ】(横)約8cm × (縦)約5.5㎝ × (幅)約4cm ※持ち手を含まない。
1.材料
刺しゅう糸(1束約8m)・・・5束、かぎ針 3号、縫い針
※今回もダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。
2.編み図と編み方
各編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.底を編む
「鎖編み」22目の作り目から編みはじめ、目数の増減なしで「細編み」を11段編みます。
12段めは、編地の周囲をぐるりと拾いながら「細編み」を編みます。角は増し目をしてください。
編地を11段めまで編み終わったところで刺しゅう糸が1束無くなったので、12段めから色を変えて編みました。編み図とは少々違いますが、11段めを編み終わったところで一度編み終わりの処理をし、12段めのはじまりは、11段めの2目めに糸を付けてから編んでいます。
2.側面を編む
1段めは底の12段めの「細編み」の足を拾って、「細編みの引き上げ編み」を編みます。2段めは、前段の「細編み」のあたま奥1本を拾って「細編みのすじ編み」、3段め以降は模様編みを編んでいきます。
画像は、側面の2段めまでを編み終わったところです。ここで編んでいた糸が中途半場な長さになったので、一度編み終わりの処理をしました。
端の1目めに糸を付けて、立ち上がりの「鎖編み」を3目編みます。
続けて、編み図のとおりに模様編みを編んでいきます。側面の横部分は、「長編み」3目+「鎖編み」1目の組み合わせになるので気を付けてください。
7段めまで編み終わりました。
3.上部を編む
仕上げにバッグの上部を編んでいきます。上部1段めは、側面7段めを拾いながら目数の増減なしで「細編み」を編みます。2段めは、前段の「細編み」の頭奥1本を拾って「細編みのすじ編み」を編みます。3段めは、中央にタックを寄せながら編んでいきます。
編地を折りたたんで、画像の黒、緑、黄色の線の順に目を拾いながら「3目一度の細編み」を編みます。
まず、黒い線にしたがい、1目め→6目め→7目めにかぎ針を入れ、
針先に糸をかけて引き出し、「細編み」を編みます。
次に、緑の線にしたがい、2目め→5目め→8目めにかぎ針を入れます。すでに編地が折りたたまれているので、重なっている3目にかぎ針を入れて編んでください。
同様に黄色い線にしたがい、3目め→4目め→9目めにかぎ針を入れて編みます。
片方のタックが編み終わりました。
反対側のタックも編んでいきます。左右対称になるようにタックを編んでください。
タックが編み終わりました。編地の中央が凹んだタックになります。
裏側も同様に繰り返してタックを編み、4段めは「バック細編み」を編んで仕上げます。
編み終わりは「わ」の編み終わりの処理をしてください。
4.持ち手を編んで取り付ける
この工程で残りの糸がほぼ無かったので、持ち手は「スレッドコード」で編みました。
スレッドコードの編み方は以下のリンクを参考にしてください。
ダイソー刺しゅう糸「グリッターカラー」を使って「スレッドコード」で編むブレスレットの作り方
2色を使って、20目編んでいます。
上部の2段めに、バランスを見ながら持ち手を結びます。「細編み」の足に持ち手を通して
ひと結びします。結び終わった糸端は、短くカットしても良いです。私は1cm程度残してカットし、タッセルのようにほぐしてみました。お好みで仕上げてください。
2本の持ち手を4か所にそれぞれ結び、ミニバッグの完成です!
個人的に、今まで作ったミニバッグシリーズの中で一番お気に入りのデザインになりました。
手持ちの糸の都合で数色使って編みましたが、1色の糸で編んだらまた雰囲気が変わると思います。
皆様もお好みで編んでみてください。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです♪