かぎ針編み「クロス編みのミニバッグ」の編み方

かぎ針編み「クロス編みのミニバッグ」の編み方 バッグ

秋冬用バッグの試作を兼ねたミニバッグを編もうシリーズ3回めは、「クロス編みの模様」をポイントにしたトートバッグを編みました。

かぎ針編みの技法の1つである立体的な「クロス模様」は冬の毛糸と相性が良さそうなので、個人的に以前から編んでみたかったこともあり、今回は「クロス模様」を活かしたデザインのバッグに挑戦しました。途中「鎖編み」を編みくるみながら編んでいくので、出来上がりはとてもしっかりとした編地になります。

ミニバッグではありますが、ハロウィンのお菓子を入れるなど、ちょっとしたお菓子のプレゼント用バッグにもおススメです。編み図と編み方をご紹介します。

 

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1.材料

刺しゅう糸(1束約8m(約2g))・・・約11g、かぎ針 3号、縫い針

 

※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。自宅にあった使いかけの糸をつなぎ合わせながら編んだので、正確な各色の糸の重さを提示できなくて申し訳ないです。感覚的には「クロス模様部分(下地、クロス部分)」各色約2束ずつ、「その他部分」約4束ほどかなと思います。

 

2.編み図と編み方

1.底を編む

「鎖編み」20目の作り目から編みはじめ、目数の増減無しで「細編み」を8段編みます。

9段めは、編地を1周ぐるりと拾いながら「細編み」を編みます。角は「細編み1目」を編み入れてください。目数は全部で60目になります。編み終わりは「わ」の編み終わりの処理をして糸をカットしてください。

 

2.側面を編む

編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。

 

画像は底の編地を編み終わったところです。側面1段めは、底9段めの端の目に糸を付け、9段めの「細編み」の足を拾いながら「細編みの引き上げ編み」を編んでいきます。画像の黄色い線の部分になります。

1周編み終わりました。底9段めの「細編みの頭」が鎖目のように浮き出て見えます。

続けて2、3段めを「細編みのすじ編み」で編みます。

3段編み終わったら、クロス模様の下地の色へ糸を変えます。

4段めは、変えた糸で前段の「細編み」の頭奥1本を拾って、「長編みのすじ編み」を編みます。

最後の「引き抜き編み」の部分を、クロス模様の糸の色(黄色の糸)で編んでください。

5段めは、3段めの「細編み」の頭1本を拾って「クロス編み」と、4段めの「長編み」の頭へ「細編み」2目を編んでいきます。編み図のとおりに、立ち上がりの「鎖編み」1目と「細編み」1目を編んだ後、3段めの「細編み」の頭1本(画像の黄色→の箇所)へ「クロス編み」を編みます。

かぎ針に2回糸をかけ、手前の→の箇所へかぎ針を入れて糸をかけて引き出し、さらに糸をかけてループを2つ引き抜き、未完成の「長編み」を1目編みます。

さらにかぎ針に糸をかけて、奥側→の箇所へかぎ針を入れて糸をかけて引き出し、さらに糸をかけてループを2つ引き抜き、未完成の「長編み」2目めを編みます。

針先に糸をかけて、かぎ針にかかっている手前2つのループを引き抜きます。

針先に糸をかけながら、かぎ針にかかっているループを引き抜き「長編み」を完成させます。続けて「鎖編み」を2目編みます。「鎖編み」を編み終わったら、かぎ針に糸をかけて、クロス部分に針先を入れ、糸をかけて引き出します。

同様に、針先に糸をかけながら、かぎ針にかかっているループを引き抜き「長編み」を完成させます。続けて4段めの頭4目を飛ばして、5目めに「細編み」を編みます。

より詳しい「クロス編み」の編み方は以下のリンクを参考にしてください。

かぎ針編みの模様(その9)ークロス編みの編み方

同様に編み図のとおりに、模様を編んでいきます。最後の「引き抜き編み」は下地の糸(オレンジ色の糸)で引き抜いてください。

6段めは、5段めの「クロス編み」模様と4段めの「長編み」の頭を同時に拾いながら編んでいきます。立ち上がりの「鎖編み」3目を編んだ後、5段めのクロス模様の「長編み」の頭奥1本と、4段めの「長編み」の頭へかぎ針を入れ、「長編みのすじ編み」を1目編みます。

次の目は、5段めのクロス模様の鎖目と、4段めの「長編み」の頭を同時に拾って「長編み」を編みます。

画像は、5目めまでを編み終わったところです。

5段めが「細編み」の箇所は、「長編み」を編み入れながら、6段めを編みます。最後の「引き抜き編み」の部分を、クロス模様の糸の色(黄色の糸)で編んでください。

7段めの編みはじめの位置をずらすために、「引き抜き編み」を1目編みます。2目めから立ち上がりの「鎖編み」1目を編み、「細編み」から編み進めます。クロス模様を編むときは、5段めのクロス模様の「長編み」の頭手前1本を拾って編み入れてください。

同様に編み図のとおりに、編みはじめの位置をずらしながら模様編みを編み、9段めが編み終わったら、一度編み終わりの処理をして糸をカットします。

 

 

3.上部と持ち手を編む

仕上げにバッグの上部を編んでいきます。側面の端へ糸を付け、目数の増減なしで「細編み」を編みます。今までと同様に、クロス模様の箇所は前段の「長編み」の頭と一緒に編みくるんでください。2段めは「細編みのすじ編み」、3段めは「バック細編み」を編みます。

持ち手を2本編みます。後ほど縫い付けるために糸端を30cm程度残して、「鎖編み」4目の作り目から編みはじめ、「細編み」と「長編み」を交互に17段編みました。

持ち手で残した糸端を閉じ針へ通し、バッグに縫い付けて完成です!

大きさは、横 約7.5cm、縦 約4.5㎝、マチ 約3cm程度になります。

今回も使いかけの刺しゅう糸で編んだので、色の組み合わせがかなりカラフルになってしまいましたが。。クロス模様がレトロな雰囲気で良い感じです♪編地がすごくしっかりとしているので、バッグ用の固い底を使って編めば、裏布は必要ないかなと思います。

ここまで3パターン編んできましたが、もう1パターン編んでみたいデザインがあるので、試作を続けつつ。。日々寒くなってきているので、早めに試作を終えて秋冬のバッグを編みたいと思います!

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

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