イヤホンを収納するケースが欲しくて、刺しゅう糸4束を使って「半円ファスナーポーチ」を編みました。小さなサイズのポーチですが、入口が大きく開くのでイヤホンを取り出しやすく収納も簡単にできます。半円がキレイに編めなかったのが無念なので、もう少し改良を加える予定ですが。。せっかく編んだので記録を残したいと思います!
1.材料
刺しゅう糸(1束約8m)・・・4束
ファスナー 16㎝、かぎ針 3号、縫い針
※ダイソーの刺しゅう糸を使って編んでいます。画像には5束写っていますが、実際には各色1束計4色4束で編めました。
2.編み方
1.半円を編む
半円の編地を編んでいきます。2重に作った「わ」の中に「細編み」を3目編み入れます。
2重になった糸を片方引いてみて、糸端が動かない方の糸を先に引き締めます。
編地が以下の画像のようになるように、片方の糸を引き締めてください。
続いて糸端を引いて「わ」を引き締めます。
ここからは編地を裏表にかえしつつ、「輪(わ)」の増し目の方法を使って1段につき3目増し目をしながら編んでいきます。各段のはじまりで立ち上がりの「鎖編み」を1目編むことを追加してください。増し目箇所は以下の編み図を参考にしてください。編み図は「細編み」1目に対する増し目方法になります。今回は作り目が3目なので、1段ごとに編み図を3回繰り返して編んでください。全部で14段×32目編みます。
画像は2段めを編み終わったところです。最終てきに紫の糸は8段分編みました。
続いてピンク色の糸で4段編みます。最後の糸を変えるところでは、未完成の「細編み」を編み、最後のかぎ針にかかっている2ループを引き抜くところで、糸の色を変更して編んでください。
青い色の糸は2段編みます。
最後の段を編み終わったら、そのまま続けて半円の直線部分を1段ずつ目を拾いながら「細編み」で編みます。全部で27目になります。糸端は一緒に編みくるんでください。
編みくるんだ後の、出ている糸端をカットしたら編地の完成です。
同じ編地を2枚編みます。半円が少々ゆがんでしまいました。。次回改良したいと思います。。
2.ポーチの底をつなげながら編む
最初に黒い糸で「鎖編み」を5目編みます。続いて、半円の底を拾いながら「細編み」を編みます。半円の底を27目すべて拾ったら、また「鎖編み」を5目編みます。
両端の鎖目も拾って、「細編み」を増減なしで6段編みます。7段めは、「伏せ編み」で5目まで編み、かぎ針にかかっているループを引き抜きます。のちほど編地を縫うために使うので、糸端は切らないでください。
糸端に針を通し、「巻きかがり」でもう1枚の編地を縫い付けていきます。編地の裏表に気を付けてください。
ポーチの編地が出来ました。
3.ファスナーを縫い付ける
編地にファスナーを縫い付けていきます。ファスナーの裏側片方に、端から「鎖目5目分」の長さの所に印をつけておきます。
先にファスナーの端を縫い付けます。まずは「鎖目5目分」の所と「半円の下から5目」を合わせて縫い付けます。青い色の糸で編んでいるところは、鎖目の半目に糸を通してください。そのまま続けてファスナーをセットして縫い付けたら、また反対側の「半円の下から5目」と合わせて巻きかがります。
ポーチの端を縫い終わったら、縫い糸の色を青い糸に変更して、半円部分とファスナーを縫い付けていきます。半円のカーブに合わせて、ファスナーを待ち針で留めます。
今度は最後の段の「細編み」の足を拾いながら、「半返し縫い」で縫い付けていきます。
「半円の下から5目」のところは残しておいてください。
片面が縫い終わりました。
もう片方も同様に待ち針で留めた後、「半返し縫い」で縫い付けていきます。
両面が縫い終わりました。
最後に端を縫います。片方を待ち針で留めた後、先ほどと同様に、まずは「鎖目5目分」の所と「半円の下から5目」を合わせて縫い付けます。そのまま続けてファスナーを縫い付けたら、また反対側の「半円の下から5目」と合わせて巻きかがります。
ポーチの完成です!大きさは長さ10cm×高さ5cm程です。
ファスナーを開けると、入口は大きく開きます。
編地は細編みでしっかりと編めているので、今回は裏布をつけませんでした。
イヤフォンもすっぽりと入り、ファスナーも閉めることが出来ました♪
大きさも使い勝手もちょうど良いポーチが出来て満足なのですが、半円がきれいに編めなかったことが心残りです。。近々改良して再トライしたいと思います!
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。