刺繍糸でかぎ針編み「ミニボーダーバッグ」の作り方

刺繍糸でかぎ針編み「ミニボーダーバック」の作り方 バッグ

手持ちの刺しゅう糸に半端な長さの糸が増えてきたので、この機会に糸を使い切りたいなと思い、前から作りたいと思っていた「ボーダー柄のミニバッグ」を編むことにしました。鍵やリップクリーム、目薬や飴など、少し大きな小物が入るサイズのバッグが編めました♪編み図と編み方をご紹介します。

 

スポンサーリンク

1.材料

刺しゅう糸 約10g、かぎ針 2号、ストラップの金具、ボタン

※今回は手持ちで残っていた刺しゅう糸を7色組み合わせて編みました。刺しゅう糸の重さを参考にお好きな色を用意してください。

 

2.編み図

画像をクリックしていただくと、編み図が大きくなります。

刺繍糸ミニボーダーバックの編み図

「鎖編み」の作り目15目から編みはじめ、増し目をしながら底を楕円形に編みます。側面は「細編みのすじ編み」でグルグルと編んでいきます。15段めは「バック細編み」でフチを編み、仕上げにボタンホールを編みます。

 

3.編み方

1.バッグの底面を編む

「鎖編み」の作り目15目から編みはじめ、立ち上がりの「鎖編み」を1目編んだら作り目の端の目にかぎ針を入れ、鎖目の半目と裏山を拾って「細編み」を編み入れます。

続けて、半目と裏山を拾って左端まで編みます。

先ほどと同じところに、+2目「細編み」を編み入れます。

作り目の反対側からも目を拾って編みます。作り目の残った半目を拾い、糸端も編みくるみながら「細編み」を編みます。

反対側の端の目にも、「細編み」を2目編み入れます。1段めの編み終わりは、1目めの「細編み」の頭に「引き抜き編み」を編みます。

このまま編み図の通りに、増し目をしながら全部で5段編みます。編み終わりは、最後の「細編み」を編んだら、そのままかぎ針にかかったループを伸ばして糸を切り、糸端を引きます。糸を閉じ針に通して段の2目めの「細編み」の頭の糸2本をすくい、最後の「細編み」の頭に針を戻します。鎖目1目の大きさになるように糸を引いて形を整え、目立たない所に糸端を処理します。楕円の底が編めました。

 

2.バッグの側面を編む

側面の1段めは、バッグの底5段めの「細編み」の足を拾って、「細編み」を編み入れます。編み図を確認しながら、編みはじめの糸を付ける位置に気を付けてください。「鎖編み」1目で立ち上がり、「細編み」の足にかぎ針を入れます。

針先に糸をかけて引き抜き、さらに糸をかけて「細編み」を編みます。

底から見ると、並縫いのような糸が見えます。

引き続き「細編み」の足を拾って、1段めを編みます。

底面から見ると、画像のようになります。

2段めからは前段の「細編み」の頭奥側1本を拾って、「細編みのすじ編み」を14段編みます。糸を変更するときは、変更する糸と編み糸両方の糸端を編みくるんでください。

 

3.バッグのフチを編む

バッグのフチは、編地の向きはそのままにして、左から右へ戻りながら編む「バック細編み」という技法で編んでいきます。立ち上がりの「鎖編み」1目を編み、かぎ針を反時計回りに回転して前段の「細編み」の頭にかぎ針を入れます。

編み糸の上に針先を置いて糸をかけ、そのままかぎ針を手前に引き出します。

画像は、糸を引き出したところです。

このまま針先に糸をかけ、かぎ針にかかった2つのループを引き抜きます。(細編みを編む)

2目めも同様にかぎ針を反時計回りに回転させて、「細編み」の頭に針先を入れます。

糸の上にかぎ針をかけ、そのまま糸を引き出します。

さらに糸をかけて「細編み」を編みます。2目めが編めました。

このままグルリと「バック細編み」を編み、編み終わりは最初の1目めに針を入れて「引き抜き編み」をします。

 

4.ボタンホールを編む

15段めの編み終わりから続けて「鎖編み」を15目編みます。

8目程先に「引き抜き編み」をして編み留めます。

続けて「鎖編み」の裏山を拾って「伏せ編み」を編みます。

鎖目の最後の「伏せ編み」を編んだら、編み終わりは閉じ針に通して目立たない所に処理します。外れないように、少し長めに糸をくぐらせておくと良いと思います。

ボタンホールが出来ました。

 

5.持ち手を編む

持ち手部分を「スレッドコード」で編んでいきます。リボン結びをする分の両端を10㎝程度残して20㎝程コードを編みます。「スレッドコード」の編み方は、以下のリンクを参考にしてください。

ダイソー刺しゅう糸「グリッターカラー」を使って「スレッドコード」で編むブレスレットの作り方

ストラップの金具を分解します。今回使うのは、引っ掛ける部分とリングの部分だけになります。

ストラップの金具のリングにスレッドコードを通し、リボン結び用に残しておいた糸をバッグ側面の「細編み」の隙間から通します。かぎ針を使うと入れやすいです。

通した糸をリボン結びにし、ストラップの金具をもう一方の端へ引っ掛けます。リボン結びは簡単に解けないように固めに結んでください。リボンの「わ」をさらにもう1度結ぶと丈夫になります。

ボタンホールが付いていないバッグ側面の中央に、お好みのボタンを縫い付けて完成です。

以前に編んだ「ミニグラニ―バッグ」と大きさを比較してみました。2倍ほど大きくなっています。

試しにリップを入れてみました。

すっぽりと入ります。

手持ちの大きいバッグに付けてみました。良い感じです。

ミニバッグは手軽に編めて、大きいバッグを編む前のデザインを試作出来て楽しいので、このシリーズどんどん増やしていきたいと思います。皆さまもぜひお好きな色で編んでみてください♪

 

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

 

タイトルとURLをコピーしました