かぎ針編み「七宝編みのトートバッグ」の編み方

かぎ針編み「七宝編みのトートバッグ」の編み方 バッグ

編み糸を購入するために立ち寄ったセリアで、「アラビアンナイト」という糸玉を見つけました。キラキラした質感と濃いブルーの糸が夏っぽくて良いなと思い、即購入。ちょうど図書館へ持っていく用のバッグが欲しかったので、「アラビアンナイト」を使ってトートバッグを作る事にしました。

糸の太さが太めなので、細かい編み目よりもネット模様のようにざっくりとした模様のほうが糸の質感が映えるのかなと思い、バッグの編み模様は「七宝模様」を選びました。「七宝」模様の大きさを揃えるのに少しコツが必要ですが、ザクザクと編めるので短時間で編みあがります。

皆さまもお好みのサイズで編んでみてください♪編み図と編み方をご紹介します。

 

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1.材料

[トートバッグ(縦 約36cm、横 約28cm)]

・アラビアンナイト…4玉

・内布…編地と同じサイズのトートバッグ、ビニールバッグ、巾着など

・かぎ針6号、とじ針、布用両面テープ

※「七宝模様」が大きいので、内布が無ければトートバッグの形が崩れてしまいます。内布は必ず必要なので、内布を先に決めてそのサイズに合うように外側のバッグの作り目数を決めることをおススメします。今回は自宅に白い布が大量にあったので、作りたいバッグの大きさに合わせてざっくりとぺたんこ型のトートバッグを縫いました。

※糸はセリアで購入した「アラビアンナイト」(綿 75%、ポリエステル 20%、レーヨン 5%)(約20g、糸長約49m)を使って編みました。ラベルの注意書きにも書いてありますが、混合糸なので糸が少し裂けやすいです。糸を拾い忘れないように気を付けながら編んでください。

 

 

2.編み図と編み方

編み図をクリックしていただくと画像が大きくなります。

1.作り目数の決め方

模様は、9目1模様です。用意した内布のサイズに合わせて、作り目を編みます。「七宝編み」は形が不安定なので、「細編み」9目の長さが1模様となるように模様の大きさを計算しました。作り手によってゲージが違うので、ゲージを編んでからサイズを測って目数を決めると、より正確に作品を編むことができます。参考までに私のゲージは、1模様[「細編み」9目]約3.5cmでした。

私が用意した内布のバッグのサイズは「縦 約33cm、横 約26cm、マチ 約4cm」です。

(約26cm×2(トートバッグ横1周分)) ÷ 約3.5cm(1模様) ≒ 14模様

「七宝編み」模様の開始1段めの目数は、

9目 × 14模様 = 126目

になります。今回バッグの底は楕円型に編んだので、底9段めの目数が126目になるように作り目を決めます。増し目は2段め以降、毎段4目ずつ(ぺたんこ型のトートなので、毎段4目増にしましたが、厚みのあるバッグの場合は、毎段6目増で計算してください)を8段なので、+32目(厚みのある底の場合は+48目)。1段めの楕円形の端の部分は、両端3目の計6目。

126目(9段めの最終目数)ー32目(8段分の増し目数)ー6目(1段めの両端)=88目

作り目の両側を拾って1段めを編むので、88目を2で割ります。44目になります。

これに、楕円形の円の始まりの目数両端2目分を加えて

44目+2目=46目

ということで、作り目は46目になります。

バッグのサイズを変更する場合は、「七宝編み」1模様(9目)分を、46目の作り目から足したり引いたりして調節してください。

 

2.トートバッグ(底)の編み方

1.で決めた作り目の数を「鎖編み」で編みます。ここでは、作り目を46目編みます。

編み図の通りに増し目をしながら、9段「細編み」を編みます。楕円の編地を編み終わったら、目数の増減無しでさらに5段編みます。

 

3.トートバッグ(側面)の編み方

側面はすべて「七宝編み」でグルグルと編んでいきます。詳しい編み方は、以前このブログでご紹介した「七宝編みのハンギングカバー」と同じです。飛ばす目数がリンク先では4目となっていますが、今回は8目になるのでその点だけ気を付けてください。

インナーバッグのフチの長さを意識しながら、必要な段数を編んでいきます。私は全部で15段編みましたが、もう少し「七宝編み」の段数を減らして、フチの「細編み」の段数を増やした方が良かったかなと思っています。。お好みでバランスを決めてください。

フチは5段編みました。しかし、後ほど持ち手を付けるときに、持ち手の端が少しフチから出てしまいました。。長さは約2.5cm編みましたが、3~4cmはあったほうが良いかと思います。

 

4.トートバッグの組み立て方

インナーのバッグの持ち手より少し太くなるように、持ち手を2本編みます。「鎖編み」6目の作り目から編みはじめ、「細編み」と「長編み」を交互に編みます。

持ち手に布用の両面テープを貼ります。

両面テープを少しずつ剝がしながら、持ち手に貼り付けていきます。

裏表貼り付けました。

底に1本とフチに1周両面テープを貼ります。底も貼り付けたほうが、トートバッグの形が安定します。

編地の底の裏面とトートバッグの底の表面を合わせて、貼り付けます。

底を貼り付けたら、編地を表に返して、フチを貼り付けます。インナーバッグのフチが、編地の1段ほど下になるように貼り付けるとキレイに仕上がります。

編地とインナーのバッグをしっかりと密着させたら、「七宝編みのトートバッグ」完成です!

ハード本が2冊と、手芸本が1冊収納できました♪

反省点がいくつかありますが。。夏のお出かけに大活躍なバッグが出来ました!たくさん使いたいと思います♪

 

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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