かぎ針編み「春夏バッグ」の編み図と編み方

かぎ針編み「春夏バッグ」の編み図と編み方 バッグ

夏へ向けて日増しに暖かくなってきました。そろそろ春夏用のバッグが欲しいなと思い、新作バッグを編みました。

今回のバッグは以前から気になっていた「ジュート」素材の糸を使って編みました。すべてジュートを使って編むことも考えたのですが、個人的に初めて体感する糸なので糸の使用量や編み心地を想像出来ず、試しにバッグの底だけジュート素材の糸で編むことにしました。出来上がったバッグを実際に使っているときにジュートの繊維が着ている服に付く時がありましたが、太い糸でザクザク編めるので扱いやすい糸でした。

春夏に活躍しそうなバッグが編みあがったので、編み方をご紹介します♪

 

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1.材料

「キナキナリ」…2玉(約25g)

「スプリンクル」… 8玉(約20g)※「肩ひも」を編まない場合は7玉

かぎ針8号と6号、閉じ針

※セリアで購入した「スプリンクル」と「キナキナリ」を使用して編みました。

「スプリンクル」の糸の色味と太さを活かしつつ、バッグをポコポコとした編地にしたかったので、側面の編地は「変わり中長編み3目の玉編み」で編みました。

「キナキナリ」の糸は固すぎず、編んでいる途中で手に繊維が刺さる感触はありませんでした。麻素材の糸は編む時に手が痛くなる糸もあるのですが、この糸は大丈夫でした。ただ、ラベルに注意書きで「天然素材ジュードの繊維が落ちる場合があります。」と記入してある通り、編んでいる時に糸の繊維が服に付いたり、床に落ちたりしました。そこまで量は多くありませんが、気になる方は新聞紙などを敷いた方が良いかもしれません。また、編地を編みなおすために糸をほどくと、かなりの量の繊維が空間に舞うので、編地をほどくときは屋外で作業することをおススメします。

お恥ずかしながら縫物は得意ではないので、今回バッグの内布の作り方はご紹介していませんが、使った材料は以下になります。すべてダイソーで購入しました。パッケージに入っていないものはDカンになります。画像に載せ忘れたのですが、マグネットボタンを付ける箇所の布の裏側に、接着芯を貼っています。

昨年作ったバッグは、内布を市販の巾着やミニトートバッグで代用していたのですが、やはり私はバッグの内側にポケットがあったほうが使い勝手が良いので、今回はざっくりとですが自分で内布を作成しました。バンダナはすでに布の端の処理がしてあるので、扱いやすくて気に入っています。マグネットボタンも、ファスナーよりも開閉が簡単に出来て使いやすかったです。

もちろん市販の巾着やミニトートでも代用可能です。お好きな内布を用意してください。

 

 

2.編み図と編み方

1.底の編み方

「キナキナリ」の糸と8号のかぎ針を使って、「鎖編み」20目の作り目から編みはじめます。

底は編み図のとおりに増し目をしながら「細編み」で編み進めます。

全部で8段編みました。縦の長さは約10cmになります。

9段め以降は、目数の増減なしで「細編み」を4段編みます。

編地のゆがみが気になる場合は、ここで軽くアイロンのスチームを10cm程度編地から離しながらあてて、底の形を整えてください。

 

2.側面の編み方

編み糸を「スプリンクル」に変えて、かぎ針を6号に持ち替え、側面を編んでいきます。

側面の3段め以降は、前段の鎖目を編みくるみながら「変わり中長ながあみ3目の玉編み」を編みます。

側面編みはじめの糸を、底の編地のバッグの側面中央になる箇所に付けます。

続けて、1段めは「細編みの裏引き上げ編み」で編んでいきます。

底の編地最終段の「細編み」の足に裏側からかぎ針を入れ、

針先に糸をかけて引き出します。

さらに針先に糸をかけてループを引き抜き「細編み」を完成させます。

同様に編み進め、1段めが編み終わりました。

2段め以降は、編み図のとおりに「変わり中長編み3目の玉編み」と「鎖編み」を交互に繰り返しながら編んでいきます。

3段め以降は、前段の鎖目を編みくるみながら「変わり中長ながあみ3目の玉編み」を編みます。針に糸をかけて、前々段の「玉編み」の頭に針先を入れて糸を引き出すを3回繰り返し、

針先に糸をかけて、かぎ針にかかっている奥の1ループを残してループを全て引き抜き、「玉編み」を1度完成させ、

さらに糸をかけて、かぎ針にかかっている2ループを引き抜きます。

裏側から編地を見ると、画像のように前段の「鎖目」を「玉編み」が編みくるんでいるようになります。

糸を付け足しながら、6玉めの半分くらいのキリの良い段数まで「変わり中長編み3目の玉編み」+「鎖編み」を交互に編み、最後の段はすべて「細編み」で編みます。

 

 

3.持ち手の編み方

1段めは「細編み」で編み進め、バッグの裏表2か所、中央15目をバッグの持ち手として「鎖編み」で編みます。15目「鎖編み」を編んだら、前段を15目飛ばして16目めに「細編み」を編んで鎖目を編みつけ、持ち手とします。2段めも「細編み」で編み進めつつ、持ち手部分は1段めで編んだ鎖目を割って拾い「細編み」を編み入れます。

以下の画像は、3段めの「細編み」を編みながら、持ち手部分まで編み進めたところです。

持ち手を太くしたかったので、3段めの持ち手部分は「鎖編み」+「細編み」で編んだ持ち手をすっぽりと拾って、「中長編み3目の玉編み」を編みました。

未完成の「中長編み」を3目編みます。

さらに糸をかけて、かぎ針にかかっているループをすべて引き抜き、「玉編み」を編みます。

同様に15目編んでいきます。

持ち手部分が編めました。

残りの持ち手も同様に編み、最後は「わ」の編み終わりの処理をします。

内布や肩ひもを付けない場合は、ここで完成です!

 

4.肩ひもの編み方

肩ひもは「鎖編み」7目の作り目から編みはじめ、ナスカンを通す編地を6段ほど「長編み」で編みます。7段め以降は、立ち上がりの「鎖編み」3目+「長編み」2目を繰り返しながら、1mほど編みます。糸を反対側の端へ付け替えて、同様に1mほど編みます。間の1目はジュートの糸を付けて立ち上がりの「鎖編み」+「細編み」を編んだあと、「鎖編み」を1mほど編みます。

編んだ3本コードを、三つ編みにします。針などを使って編み終わりを仮止めし、

コードの端を拾いながら「細編み」を7目編みます。

そのまま反対側も同様に、「長編み」を6段編みます。

当初の構想では、肩ひもの片方にボタンを付けて、長さを調節できるようにしようかと思ったのですが、上手くいきませんでした。。結果、片方は結ぶことで長さを調節することにしました。画像のボタンホールはその名残です。。

内布を作ってミシンで縫い付けました。簡単に作り方をご紹介します。

1.バンダナを半分に折り、バッグの横の長さに合わせて布の片方を切り落とします。切り落とした側面は、糸がほつれない様にジグザク縫いか、まつり縫いで端の処理をしておきます。

2.切り落とした布でポケットを作ってバンダナに縫い付け、パッケージの説明の通りにマグネットボタンを付けます。

3.再びバンダナを中表に半分に折り、続いて底を3分の1ほど折り上げ、両端を縫います。

4.あまった布でDカンを通すヒモを作ります。Dカンの幅に合わせて縫い代を考慮しながら布を2つ折りにし、端を縫って10cm程度のヒモを作ります。

5.ヒモにDカンを通して半分に折り、内布の側面の縫い目がヒモの中央になるように合わせ、内布にヒモを縫い付けます。簡単に取れないように、しっかりと□の中に×模様を描くように縫い付けてください。

6.バッグを裏表に返し、内布の裏側を合わせ、内布の表側を見ながら、バッグの端と内布の端をミシンで縫い付けます。縫い終わったら、バッグを表に返し形を整えます。

最後にナスカンを肩ひもの片方に通して縫い、もう片方はナスカンを通して、肩ひもの長さを調節しながら端を結びます。

ナスカンをDカンに付けてバッグ完成です!

普段持ち歩いているバッグの中身を入れてみました。良い感じです♪

もう少し気温が高くなってきたら飲料も持ち歩きたいので、近々夏用に大きいバッグも編みたいなと思っています。

読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです♪

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