夏に向けて、暑さ対策グッズやドリンクなども持ち歩けるサイズの「トートバッグ」を編みました。編み糸はセリアで購入した「ビンテージ」というコットン100パーセントの糸を使っています。
もう少しバッグのサイズを大きく編んだ方が良かったかなと思いつつ。。今回編んだバッグは、編地を長方形に編んで半分に折りたたみ、最後の仕上げに持ち手を編むだけなのでとても簡単に編めます。皆さまもお好みのサイズで編んでみてください♪編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
トートバッグ(縦 約25cm、横 約30cm)
・ビンテージ(コットン100%)…5玉、かぎ針5号、とじ針
※セリアで購入した綿100%(約25g、71m巻き)の糸を使って編みました。実際に使用したのは4玉半でした。
他に、バッグへ内布を付ける場合はバッグのサイズに合わせた布を用意してください。
私が今回選んだ内布用の生地は薄い生地だったので、(縦 約50cm、横 約30cm)×2枚の布を用意し、布を袋状に縫い合わせた後編地に縫い付けました。
内布は無くても良いですし、巾着バッグやビニールバッグなどを内布代わりにして使用しても可愛いと思います。
2.編み図と編み方
1.作り目数の決め方
編み図をクリックしていただくと画像が大きくなります。
模様は6目4段1模様です。作りたいバッグのサイズに合わせて、作り目を編みます。作り手によってゲージが違うので、ゲージを編んでからサイズを測って目数を決めると、より正確に作品を編むことができます。参考までに私のゲージは、1模様(縦(4段) 約3cm、横(6目) 約2.5cm)でした。私が今回編む予定のバッグは「縦 約25cm、横 約30cm」を目安に設定していたので、出来上がりの横のサイズを参考に、
30cm÷2.5cm(1模様)=12(模様)
(6目(1模様) × 12(模様)) +1目(端の目)=73目
ということで、作り目は73目編みました。
2.模様編みの編み方
「鎖編み」で作り目を編んだあと、1、2段めを編み図の通りに編み進めます。
3段めは、「逆さ松編み」模様を編みます。立ち上がりの「鎖編み」を2目編んだあと、
2段めの鎖目を割って、未完成の「長編み」をそれぞれ2目編み入れます。
針先に糸をかけてかぎ針にかかっているループを引き抜き、「長編み」を完成させます。続けて編み図の通りに、「鎖編み」2目+前段の「細編み」の頭に「長編み」1目+「鎖編み」2目を編みます。次に、未完成の「長編み」を5目編みます。前段の鎖目箇所は目を割って拾い、「長編み」は頭を拾ってください。
針先に糸をかけて、かぎ針にかかっているループを引き抜き、「長編み」を完成させます。
そのまま「鎖編み」2目+前段の「細編み」の頭を拾って「長編み」を1目編み入れます。
同様に編み進め、3段めを完成させます。
4段めも編み図の通りに編み進めたら、1模様完成です。
お好みの長さになるまで、模様編みを繰り返しながら編みます。
私は、糸を3玉ぶん編み終わるまで編みました。長さは、約50cm(68段(17模様))になりました。
模様編みを編み終わったら、1度編み終わりの処理をします。続いて、編地の辺をグルリとフチ編みします。編地の角に糸を付け「細編み」を3段編んでください。角は「細編み」1目+「鎖編み」1目+「細編み」1目を編み入れます。
3.トートバッグの編み方
長方形の編地を編み終わったら、バッグの形に仕立てていきます。
編地にスチームアイロンをあてて、形を整えます。内布を付ける場合は、ここで編地の裏に内布を縫い付けてください。
透かし模様の隙間から、布地がのぞいています。
バッグの入口にタックを寄せていきます。なお、作り目の数が違う場合は、中央の「細編み」の数かタックを編む数で、目数で調整してください。
角に糸を付け、①「細編み」7目を編んだあと、画像のように編地を折りたたみます。②、③、④が5目ずつの、全部で15目でタックを編んでいきます。②の1目めと、③の5目め、④の1目にかぎ針を入れます。
針先に糸をかけて引き出し、「細編み」を1目完成させます。
同様に、重なった3目を同時に拾いながら「細編み」を5目編みます。
続いて、タックが向かい合うように編地を折りたたみます。先ほどと同様①、②、③が5目ずつの、全部で15目でタックを編んでいきます。③の1目め(タックの編みはじめから数えて11目め)→②の5目め(タックの編みはじめから数えて10目め)、①の1目の順にかぎ針を入れます。
重なった3目を同時に拾いながら「細編み」を編みます。全部で5目編んでください。
「細編み」を1目編んだあと、もう一度タックを編みます。タックを編んだあと、「細編み」を7目編んでください。
タックを編んだ後、目数の増減無しで「細編み」を5段編みます。編地の両端を、同様に編んでください。
次に、バッグの側面を「細編み」で閉じます。編地を半分に折りたたみ、バッグの入口から数えて16目に糸を付け、重なった編地の2目を同時に拾いながら「細編み」を編みます。バッグの両端を編んでください。
最後に、バッグの持ち手を編んでいきます。バッグの入口側面に糸を付け、「細編み」を編みます。反対側の端まできたら、「鎖編み」を100目編みます。(100目で約50cmの持ち手が出来ました。各々のお好みの長さに目数を調節してください。)持ち手部分を編み終わったら、編地の反対側へ「細編み」を編んで鎖目を編みつけます。
もう片方も同様に繰り返し、持ち手のベースを編みます。1段めの編み終わりは、編みはじめの目へ「引き抜き編み」を編んでください。
続けて「鎖編み」1目で立ち上がりながら、「細編み」を編みます。全部で5段編みました。持ち手の部分は、鎖目の裏山を拾って「細編み」を編むと持ち手のフチがキレイに仕上がりますが、私は個人的に作り目の裏山を拾うのが苦手なので、鎖目を割って拾ってしまいます(汗。どちらでも大丈夫かなと思います。お好みで編んでください。
編み終わりの処理をしたら「トートバッグ」の完成です!
画像は、バッグを裏表にしたところです。今回はバッグを組み立てる前に内布をつけたので、透かし模様の部分だけ布が付いている仕様になっています。
私は少し派手な柄の布が編地の隙間からこっそり見えるバッグが好きなので、今回使用した布はお気に入りの1つです♪
冒頭でもふれましたが、バッグの形がもう少し大きくても良かったかなと思っているので、近々この模様を使って、バッグの改良版を編みたいなと思っています。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。