刺繍糸でかぎ針編み「ふくろうのお守り」の編み方

刺繍糸でかぎ針編み「ふくろうのお守り」の編み方お守り

今回は刺繍糸を用いてかぎ針編みで編める手作りの「お守り」を作ってみました。縁起物を意識してデザインは「ふくろう」です。ふくろうは「不苦労」「福来」などとも言い、幸運の象徴とされるそうです。世界でただ1つのお守りを編んで大切な方にプレゼントしてみませんか?編み図と編み方をご紹介します。

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1.材料

お守り用の刺繍糸(8m程度) 2本、紐用の刺繍糸(1m程度) 1本、口用の刺繍糸 少々、かぎ針 2号

※今回の本体はダイソーの刺繍糸2束2色を使って編みました。

2.編み図

画像をクリックしていただくとおおきくなります。鎖編みの作り目28目から始め、鎖編みを輪にして13段目までは編み図に従って糸の色を変えながら、細編みのすじ編みでグルグルと編んでいきます。14段目は輪を折りたたんで向かい合った前段の細編みの頭を2目拾って細編みを編み、15、16段目は細編みで減らし目をしながら編みます。

ふくろうのお守りの編み図

3.編み方

1.鎖編みを28目編み、作り目を輪にする。

最後にお守りの下を閉じるための糸を10センチ程度残して鎖編みを28目編み、最初の鎖目の裏山を拾って引き抜き編みをし輪にします。鎖編みがねじれないように気をつけてください。鎖編みをきつく編んでしまう方は作り目のかぎ針は3号を使用してみてください。裏山を拾いやすくなります。

2.1段目を編む。

立ち上がりの鎖目を1目編み、作り目の裏山を拾って細編みを編みます。段の編み終わりは編み始めの細編みの頭を拾って引き抜き編みをしてください。

3.2段目以降を編む。

2段目は立ち上がりの鎖目を1目編み、前段の細編みの頭奥半目を拾って細編みのすじ編みを編みます。2目めからは2色めの糸を編みくるんでいきます。細編みの頭奥半目を拾うときに、2色めの糸を手前に置き、編み糸を引き抜きます。

糸の色を変える時は、1つ前の細編みのすじ編みを編むときに色を変えます。まずは半目を拾うときに編んでいる糸で輪を引き抜きます。

続いて変更する糸でかぎ針にかかっている2つの輪を引き抜きます。

白い糸を手前に置き、細編みの頭奥半目にかぎ針を入れます。

そのまま青い糸を引き抜きます。

続いて白い糸で2つの輪を引き抜きます。

続いて青い糸を手前に置いて白い糸を引き出します。

青い糸で2つの輪を引き抜きます。

これを編み図通りに繰り返します。ふくろうの足が編めました。

ここから青い糸を編みくるみながら3目続けて編みます。

青い糸を手前において白い糸を引き出します。

白い糸で細編みを完成させます。

輪の裏側は白い糸を編みくるみながら青い糸で編みます。2段目の最後は初めの細編みの頭を引き抜き編みします。

3段目以降も段の始めは立ち上がりの鎖目を編み、編み図を見ながら色を変えつつ編んでいきます。

4.口を編む。

口の部分は糸の色を変えます。色を変える数目前から黄色い糸を編みくるみ、口の部分で色を変えた後、また数目編みくるみます。口の部分は糸を2本編みくるむことになります。

引き続き編み図に従い13段目まで編みました。

表です。

裏はこのようになります。

5.上部を編む。

上部は1色で編んでいきます。白い糸は裏の目立たない所に通して処理してください。

編地を半分に折り畳み、前段の細編みの頭2目にかぎ針を入れます。

糸を引き出し、さらに糸をかけて輪を2つ引き抜き、細編みを編みます。

引き続き減らし目をしながら、編み図の通りに上部を編んでいきます。

編み終わったところです。下部を閉じる前は袋のようになっているので、メッセージ等を入れる時はこの時に入れてください。

最初に残しておいた糸で下を縫い閉じて完成です。

表です。

裏です。

鎖編みを120目程編んでコードを作り、出来たコードで「叶結び」をしてお守りに通しました。

「叶結び」は一般のお守りでも使われる結び方で、願いが叶いますようにという意味があるそうです。結び方は以下のリンクを参照にしてください。

鎖編みのコードで結ぶ「叶結び」の結び方

「ふくろう」のお守りなかなか可愛く出来ました。プレゼントする相手が好きな色を使って編んだり、願い事別に色を変えたりと、楽しみながら作ってみてください。

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