刺繍糸でかぎ針編み「だるまと富士山のお守り」の編み方

刺繍糸でかぎ針編み「だるまと富士山のお守り」の編み方 お守り

刺しゅう糸を使って、かぎ針編みで編む手作りの「お守り」シリーズ第2作めをご紹介します。今回は、縁起物の中から2種類「だるま」と「富士山」のモチーフを組み合わせて編みました。だるまは「七転び八起き」「無病息災」「家内安全」などと言われる縁起物です。だるまの色によっても、意味合いが変わってくるそうです。富士山は、初夢で見ると縁起が良いとされています。1年の初めに日本一高い山のパワーをいただきたいものです。

世界でただ1つの手作りのお守りを編んで、大切な方にプレゼントしてみませんか?編み図と編み方をご紹介します。

 

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1.材料

・お守り本体用の刺しゅう糸2色(水色、白色)…各1束(1束約8m)

・ひも用の刺しゅう糸(黄色)…約1m

・だるまの目(黒色)、だるまの模様(黄色)、富士山の太陽(赤色)の刺しゅう糸…各約0.5m

かぎ針 2号

※お守り本体はダイソーの刺しゅう糸を2束2色(水色、白色)を使って編みました。

 

2.編み図

画像をクリックしていただくと、編み図が大きくなります。

だるまと富士山のお守りの編み図

「鎖編み」30目の作り目から編みはじめ、「鎖編み」を「わ」にして、13段めまでは編み図の通りに糸の色を変えながら、「細編みのすじ編み」でグルグルと編んでいきます。14段めは「わ」を折り畳んで、向かい合った前段の「細編み」の頭を2目拾って「細編み」を編み、15、16、17段めは「細編み」で減らし目をしながら編んでください。

 

3.編み方

1.「鎖編み」を30目編み、「わ」にする

最後にお守りの下を閉じるための糸を10センチ程度残して「鎖編み」を30目編み、最初の「鎖目」の裏山を拾って「引き抜き編み」をし、作り目を「わ」にします。「わ」にするときに、作り目がねじれないように気をつけてください。「鎖編み」をきつく編んでしまう方は、作り目を編む時にかぎ針を3号にしてみてください。裏山を拾いやすくなります。

 

2.1、2段めを編む

立ち上がりの「鎖編み」を1目編み、作り目の裏山を拾って「細編み」を編みます。段の編み終わりは、編みはじめの「細編み」の頭を拾って「引き抜き編み」をしてください。

2段めは、立ち上がりの「鎖編み」を1目編み、前段の「細編み」の頭奥半目を拾って「細編みのすじ編み」を編みます。2目めからは、2色めの糸を編みくるんでいきます。「細編み」の頭奥半目を拾うときに、2色めの糸を手前に置き、編み糸を引き抜きます。糸の色を変える時は、1つ前の「細編みのすじ編み」を編むときに色を変えます。

まずは「細編み」の頭奥側半目に針先を入れます。

続いて、針先に編み糸をかけて、糸を引き出します。

次に、変更する編み糸でかぎ針にかかっている2つのループを引き抜きます。

引き続き、編み図の通りに糸の色を変えながら編み進みます。

 

3.4、5、6段めを編む

4段めからは「だるま」の模様を入れていきます。模様用の糸は長いと扱い辛くなるので、50㎝程度あれば大丈夫です。色を変える数目前から、糸を編みくるんでいってください。

前段の「細編み」の頭半目奥を拾って、針先を入れます。白い糸と青い糸を編みくるんで、黄色い糸を引き出します。続いて、かぎ針にかかっている黄色の2つのループを青い糸で引き抜き、「細編みのすじ編み」を完成させます。

糸の色を変えつつ、2本の糸を編みくるみながら「だるま」の模様を編みます。表面が編み終わったら、黄色い糸は下に引き出して休ませておいてください。引き続き、裏側を白い糸と青い糸で編んでいきます。

5段めの黄色い箇所を編むときは、下に休ませておいた黄色い糸を再び引き出して編みます。編み糸を引きすぎて、布地が引きつれないように気をつけてください。「細編みのすじ編み」の黄色い糸を引き出す時に、渡っている黄色い糸も一緒に編みくるみます。

以降編み図通りに糸を変えながら編んでいきます。

以下の画像は、5段めの表面を編み終わったところです。

裏面を編む前に、黄色の糸を休ませておいてください。

6段めを編むときも、再び休ませておいた糸を引き出して編みます。裏からみると黄色い糸が斜めに渡っています。この糸を一緒に編みくるんでいきます。

黄色い糸はこの先使わないので、数目編みくるんだ後、見えない所に処理してください。

 

3.7段め以降を編む

黄色い糸を編んだ時と同様に糸を渡しながら、「だるま」のヒゲと目を編みます。

裏の太陽も同様に編んでください。

お守りの表面「だるま」と

裏面「富士山」が編めました。

上部は表面と裏面を合わせて両方の目を拾いながら、青い糸で「細編み」を編みます。白い糸は目立たない所に処理してください。編み図通りに減らし目をして、編み終わりは糸を切ってループに通し、糸を引いて引き締めます。目立たない所に糸を処理して完成です。

お守りの中にメッセージ等を入れる時は、ここで入れてください。

最初に残しておいた糸で下を縫い閉じて完成です!

表面です。

裏面です。

「鎖編み」を120目程編んでコードを作り、出来たコードで「叶結び」を作ります。「叶結び」の結び方は以下のリンクを参照してください。

鎖編みのコードで結ぶ「叶結び」の結び方

コードをお守りに通していきます。お守り上部の中央あたりにかぎ針を入れてください。

コードを引き抜いてお守りに通し、完成です。

縁起物お守りシリーズ第2弾いかがでしたでしょうか?プレゼントする相手が好きな色を使って編んだり、願い事別に色を変えたりと、楽しみながら作ってみてください♪

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

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