刺繍糸でかぎ針編み「うしと鈴のお守り」の編み方

刺繍糸でかぎ針編み「うしと鈴のお守り」の編み方 お守り

今回は久しぶりに、刺しゅう糸を使ってかぎ針編みで編める手作りの「お守り」を編みました。当ブログでご紹介している手作りのお守りレシピとしては、5個めになります。

お守りシリーズ第5弾は、縁起物の中から「鈴(すず)」と、十二支から来年の干支である「うし」をデザインしたお守りを編みました。裏デザインの「鈴」は、厳密にいえば浄化の力があるといわれているのは音のほうですが、イラストだと音はしないので雰囲気だけでも縁起を担げればという思いで選びました。うしと言えば鈴かなと。。

お守りシリーズは色の組み合わせが多く編むのが大変なので、編み慣れていない方はまずは糸の色を2色くらいにして編んでみて、慣れてから多色の糸で作成することをお勧めします。

世界でただ1つのお守りを編んで大切な方にプレゼントしてみませんか?編み図と編み方をご紹介します。

 

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1.材料

ベース用の刺しゅう糸(水色 1束(約8m))

うし(白、黒、ピンク) 各約4m (青、黄色) 各約30㎝

鈴(黄) 約4m (黒) 約1m

ひも用の刺しゅう糸(約1m)

かぎ針 3号

※今回もダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編みました。お守りのベースになる刺しゅう糸(水色)のみ1束を使い切りました。画像には入っていないのですが、後程「うしの目」用の青い糸を少量足しています。

 

2.編み図

画像をクリックしていただくと編み図が大きくなります。

「鎖編み」の作り目30目から編みはじめ、「鎖編み」を「わ」にして13段めまでは編み図の通りに糸の色を変えながら、「細編みのすじ編み」でグルグルと編んでいきます。14段めは「わ」を折りたたんで向かい合った前段の「細編み」の頭を2目拾って「細編み」を編み、15、16段めは「細編み」で減らし目をしながら編みます。

 

 

3.編み方

編み方は今までの「お守りシリーズ」と同じなので、今回は編み途中のご紹介は省略させていただきます。代わりに、編み方の技法をより詳しくご紹介するので、編む時の参考にしていただけたら嬉しいです。

1.鎖編みを「わ」にする方法

以下の画像は、「鎖編み」を10目編んだところです。「鎖編み」を「わ」にするときは、1目めの裏山に針先を入れて「引き抜き編み」で「わ」にします。この時、一番初め(鎖編みを編みはじめる前)に作る目はカウントしないので注意してください。目数が多くなると「鎖編み」のコードがねじれやすくなるので、上下が反転しないように水平に→の方向へ針先を移動して編むとキレイに編めます。

「わ」が出来ました。鎖目の裏山が上になっています。

ちなみに。。編地を「わ」にして段数を編み進む時に不思議と目数が増えてしまうときがありませんか?以前は私も良くやってしまいました。それはたいてい、前段の「伏せ編み」(画像の→の箇所)の目も目数にカウントして拾って編んでしまっていることが原因なことが多いので、気を付けてみてください。

 

2.「細編みのすじ編み」で糸を編みくるむ方法

以前もご紹介しましたが、改めて。

ここでは、2目ずつ糸の色を変えながら編んでいく方法をご紹介します。

画像は、作り目の裏山を拾って「細編み」を10目1段編み、続いて立ち上がりの「鎖目」+「細編みのすじ編み」1目を編み終わったところからの続きです。

前段の「細編み」の頭奥1本にかぎ針を入れ、糸を引き出します。

変更する糸に持ち替えてセットします。「糸を付ける」とも言いますが、実際にはただ編地の後ろに糸をあてているだけです。この時、あてる糸の糸端が短いと編んだ後に編み目がほつれてきてしまうので、ある程度の長さを確保してください。

針先に糸をかけて引き出し、「細編みのすじ編み」を完成させます。かぎ針にかかっているループと、編地の糸が違う色になります。

ここから糸を編みくるんでいきます。画像では、セットした糸の糸端と、もともと編んでいたピンクの糸を同時に編みくるんでいます。

前段の「細編み」の頭奥1本にかぎ針を入れ、続いてピンクの糸とグリーンの糸端を針にかけます。

そのまま針先に糸をかけて引き出します。ここではまだ、編みくるまれる糸が編み糸に乗っているだけの状態になります。まだ完全にくるまれてはいません。

ふたたび針先に糸をかけてループを引き抜き、「細編みのすじ編み」を完成させます。ここで糸が編みくるまれました。

同様に、次の目も糸を乗せた状態で編み糸を引き出します。

次の目は糸の色を変えるので、ピンクの糸に持ち替えて2ループを引き抜きます。

以下交互に繰り返すと、画像のように糸が編みくるまれていきます。

色を実際に変更する目ではなく、1つ前の目を編む時に、かぎ針にかかっているループを引き抜く時に色を変更して編むことで、編地の色が綺麗に変更されていきます。糸を持ち換えているうちに編み糸が絡まってくる時があるので、時折ほどきながら編んでください。

 

 

3.うしと鈴のお守り

今回編んで思ったのですが、編みくるむ糸は2本が限界かなと。。それ以上編みくるんでしまうと、編地が膨らんでしまいました。。

配色が多い箇所は編みくるまずに、編地の後ろを通して編むと綺麗に仕上がるかと思います。裏は大変なことになりますが、見えないので良しとさせてください。ちなみに、表面だけしか使わない糸などは、こまめにカットして、つど糸を付けながら編んだほうが編みやすかったです。

画像は「うし」表面です。

裏面です。糸がすごいことになっています。。

「鈴」表面です。

裏面です。こちらは途中まで糸を編みくるんでいたので、わりと綺麗に出来ました。

仕上げに2つ折りにして上部を編み、下部を「巻きかがり」で縫い閉じます。

「叶結び」を付けたら完成です。「叶結び」の編み方は以下のリンクを参考にしてください。

鎖編みのコードで結ぶ「叶結び」の結び方

「ねずみ」から「うし」へ間もなくバトンタッチです。

お守りシリーズはデザインするのも編むのも大変なので、ちょっと敬遠しがちですが。。次の干支「とら」か、向かい干支の「ひつじ」をいつの日にかは編みたいと思います!そう。。いつの日にか。。。(汗)

 

読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。

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