お守りにヒモを結ぶ時には「叶結び(かのうむすび)」という結び方を使います。「叶結び」の正式名称は「二重叶結び(にじゅうかのうむすび)」と言うそうです。2重に願いが叶うなんて素敵ですね。今回はかぎ針編みで編んだ「鎖編み」のコードを使って、結び方をご紹介します。
「叶結び」の結び方
「鎖編み」のコードは、「鎖編み」を120目ほど編んで作りました。編み糸は刺しゅう糸約1m、かぎ針は3号を使って編んでいます。コードを編む時に目数を数えるのは大変なので、刺しゅう糸約1mをすべて編みきる長さを目安にしてください。
はじめに、コードを半分の長さに折り畳みます。コードを折り畳んだ中心部分が、「叶結び」のベースになります。次に、ベースから向かって右側に画像のような「わ」を作ります。ベースの上に2本のコードが重なります。
先ほど作った「わ」を、コードが重なった部分を起点にそのまま上に折り畳みます。
続いてコードの端2本を持ち、ベースの裏側に回しながら、右側に作った「わ」の裏から表に通します。
そのまま、2本のコードを左側に折り畳みます。
左側の「わ」を作ります。一番最初に折り畳んだ箇所(画像のかぎ針が入っているところ)に、コードを通していきます。画像のように、かぎ針を使うと通しやすいです。
コードを2本とも引き出します。
次に、叶結びのベース部分(上部にある「わ」)にコードを2本とも通します。
画像のように本体を裏返します。
中央にあるコード2本に、上からコードの端を通します。ここでもかぎ針を使うと通しやすいです。
本体を表に返して形を整え、「叶結び」の完成です!
「鎖編み」のコードは編地が柔らかいので、結び慣れるまでは少々難しく感じるかもしれません。今回当ブログでご紹介している「手作りのお守りシリーズ」は、【かぎ針編み】にこだわりたかったので「鎖編み」のコードを使用しましたが、リリヤーンやリボンの素材を使って結んでも可愛いと思います。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。