かぎ針編み「バネ口のポーチ」の編み方

かぎ針編み「バネ口のポーチ」の編み方 小物入れ

今回は前回に引き続き、メモ帳とボールペン、タッチペンなどの小物をまとめて収納することが出来、かつ、取り出す時にストレスにならないようなデザインのポーチ2種類めを編みました。

初めてバネ口金を使うので、まずは一般的なバネ口ポーチの形を参考にして編んでみました。メモ帳とボールペンを入れることを考えてサイズを大きめに編みましたが、取り出し口がバネ口金の場合は口が開く幅に限度があるので、手全体をポーチの中に入れて物をつかんで取り出すことには不向きだということに気が付きました。。無念。。反省を込めてブログに記録を残しますが、実際に作るときはもっと編む段数を減らして、指で物を出し入れ出来るくらいのサイズで編むことをおススメします。

四角い形の「バネ口のポーチ」の編み方をご紹介します。

 

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1.材料

「ビンテージ」… 2色 各25g(1玉(25g))

かぎ針5号、バネ口金(長さ:12cm) 1個、閉じ針

※セリアで購入した「ビンテージ」の糸2色を使用して編みました。

デニム調のデザインが気に入って購入した糸で、素材は綿100%・約25g玉巻(糸長約71m)です。

バネ口金もセリアで購入しました。同じサイズが1袋に2つ入っていて、長さが10cmと12cmの物がありました。今回は12cmの物を使用して編んでいます。

12cmのバネ口金で、私が愛用しているメモ帳がギリギリ通るサイズでした。手をすっぽりと入れて物を出し入れするのも、ギリギリのサイズです。

 

 

2.編み方

1.目数の決め方

底は「細編み」で編み、側面は底の編地をベースに、4方向へ「細編み」と「鎖編み」を交互に組み合わせて編む「よね編み」模様を編んでいます。

「よね編み」の編み方は、以下のリンクを参考にしてください。

かぎ針編みの模様(その1)ーよね編みの編み方

目数の決め方は、

2の倍数(「細編み」1目+「鎖編み」1目)+1目+両端2目(「細編み」)

です。底の編地は最後の1段で編地の周囲を1周するときに角で増し目をするので、設定した目数より2目少ない作り目で編み始めます。今回は12cmのバネ口金に少しギャザーが寄る長さに設定したかったので、底の作り目は35目に設定しました。

 

2.ポーチの編み方

「鎖編み」の作り目35目から編みはじめ、「細編み」で8段編み進めます。最後の1段だけ、角で増し目をしながらグルリと1周「細編み」を編んでください。底の編地を編み終わったら、ループを引き伸ばして編み糸を通し、ループを引き締めて編み糸を休めておきます。

増し目をした角に編み糸を付け、前段の「細編み」の頭奥1本を拾って編む、「細編みのすじ編み」を37目編みます。

続けて、メモ帳が入るサイズまで「よね編み」模様を編んでいきます。私は40段編みました。

ネイビーの糸を使って、底の編地を挟んで上下とも同様の段数を編みます。

マチの部分は、3角形になるように減らし目をしながら編みます。先ほどと同じ底の編地の角の目に編み糸を付け、10目拾います。底の編地の角の目には、2目編み入れられた状態になります。

最終的に4目残るように編みたいので、40段で減らし目を6目する計算になります。なので、10段ごとに両端の目を「細編み2目一度」しながら、編むということを3回繰り返しながら編みました。

上下左右を編み終わったら、以下の画像のように隣り合った辺を2枚合わせて、「細編み」を編みながら閉じていきます。

4辺編み終わると、袋状になります。

続いて、編地を裏返してください。形が安定します。

バネ口金を入れる部分を編んでいきます。今回は編み物の利点を活かして、前段の「細編み」の頭をそれぞれ1本ずつ拾って、編地が2枚重なるように編み、最後は「引き抜き編み」で1枚に合わせて通し口を作るという方法で編んでいます。

はじめに、袋の上部のフチに編み糸を付け、1周「細編み」で編みます。

続いて、前段の「細編み」の頭奥1本を拾って「細編み」を編みます。マチの手前で折り返し、バネ口金が入るくらいの長さになるように、全部で「細編み」を5段編み、編み糸をカットして編み終わりの処理をします。

次に、フチに編み糸を付け、先ほど拾わなかった前段の「細編み」の頭手前1本を拾って「細編み」を編みます。

こちらも、折り返しながら全部で5段「細編み」を編みます。

最後に、編地を2枚重ねて「引き抜き編み」を編みながら、バネ口金通し口を作ります。

さらに、もう1か所奥側も同様に編み、2か所バネ口金の通し口を作ります。

バネ口金を通した後、説明書にしたがってパーツを差し込みます。

画像は手でパーツを差し込んだところです。ここから先は人力では入らなかったので、ゴムハンマーを使って固定しました。

「バネ口金のポーチ」完成です!

編地に厚みがあるので、少し隙間が出来てしまいました。。隙間から物を落としてしまう可能性があるので、薄くて重いもの(カード類など)は入れない方が良いかもしれません。

メモ帳とボールペン、タッチペンは無事に入れられました。片手でパカッと開けれるので、使い勝手は良さそうです。でも手がスムーズに入れられないので、長さが短いタッチペンを取り出すときは苦労しそうです。。メモ帳も幅がギリギリなので、口金を開きすぎると入らなくなってしまいました。。ベストな開き加減を身に着けるのに少々手間取りそうです。。

今回はバネ口金に対しての初めての挑戦だったので、いろいろと勉強になりました。

もう1個バネ口金が残っているので、引き続きベストなデザインを研究したいと思います!

読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです♪

 

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