前回ご紹介した「傘のイヤリング」が好評だったため、第2作として「軽やか」をテーマにしたデザイン違いの「傘のイヤリング」を編みました。
今回使用した糸は、セリアで購入した「ミックス刺繍糸」です。素材感や手触りは気に入っているのですが、1色あたりの長さが約1mしかなく、かぎ針編みにはやや短いのが悩みでした。そこで今回は、刺繍糸を割いて3本取りにすることで、短い糸でも量を調整しながらモチーフを編んでいます。
軽くて可愛い着け心地に仕上がった「傘のイヤリング」の編み図と編み方をご紹介します。
１．材料
・刺しゅう糸(２色)…各１m
・イヤリングの金具、９ピン、丸環…各２個（イヤリングにせず置き飾りとして作成するならば、主軸の金具は９ピンではなく、Tピンを使用してください。)
・ビーズ(パール(直径４mm)、丸小ビーズ)…各２個
・その他…かぎ針 ２号、刺しゅう針、ボンド、丸ヤットコ
※刺しゅう糸はセリアで購入した刺しゅう糸を使用しています。
２．編み図
編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
「わ」の中に「中長編み２目1度の玉編み」→「鎖編み2目」を６回編み入れ、「わ」を引き締めます。２、３段めは編み図の通りに「細編み」を18目編みます。４段めは前段の「細編み」の頭１目に「細編み」→「鎖編み２目」→「細編み」を編み入れた後、「細編み２目１度」を６回繰り返して模様編みを編み、編み終わりは糸をカットしてかぎ針にかかっているループに糸端を入れて引き絞り、目立たない所に処理して完成です。同じものを２枚編んでください。
３．編み方
1.「傘」の布部分を２枚編む
まずは糸を割いて３本取りにします。糸が細くなるので、きつく編みすぎないように注意してください。
「わ」の中に模様編みから編みはじめ、編み図の通りに２段編み進めます。
３段めからは糸の色を変更し、残り２段を編み図の通りに編んでください。編み終わったらお椀型になるように形を整えます。
画像は１つ編み終わった後の余り糸です。
少ししか糸が余らないので、最初につくる「わ」は出来るだけ小さく、糸の色を変更するときも糸端は短めにするように気を付けてください。
２.「傘」を組み立てる
９ピンに「パール」→「傘の布部分の中央」→「丸小ビーズ」の順番で各パーツを通します。
パールと丸小ビーズの内側にボンドを付けて、パールと「傘」がずれないように固定します。ピンセットを使用しながらビーズを押し込むように留めてください。
９ピンの下部分にボンドを付けて「傘の柄」部分にする糸を巻きます。次の工程を行う前に、ここでしっかりとボンドを乾かしてください。
ボンドが乾いたら、丸ヤットコを使って糸を巻いてある箇所を丸めます。
同じものを２つ作ってください。
イヤリングの金具と「傘」を丸環を使って繋いだら、イヤリングの完成です！
今回は、傘の布部分がレースになるようにイメージして編んでみました。前回と比較してどちらがお好みでしょうか？
とっても簡単に出来るので、初心者さんもぜひチャレンジしてみてください。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。
