今回は前回に続き、パソコン仕事の体への負担軽減を目的に、ひじを乗せるミニクッションを編みました。クッションを袋状にして綿を入れてしまうと厚みが出すぎて「ひじを乗せるクッション」としては使いづらかったので、お花を立体的に編むことでモチーフ自体に厚みを持たせてクッション代わりとしました。使い心地はとても良かったです♪編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
刺しゅう糸(1束約8m)…5束
かぎ針5号、閉じ針
※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。
2.編み図と編み方
各編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.モチーフベースの編み方
編み記号の「細編み」は、すべて「細編みのすじ編み」で編みます。
「わ」の中に12目「細編み」から編みはじめ、毎段角で「細編み3目編み入れる」を編みます。編み糸が無くなったら糸を継ぎ足しながら、全部で12段編みます。編み終わりは「わ」の閉じ方の処理をしてください。よぶんな糸は、編地の目立たないところに処理してカットしてください。
2.お花の編み方
モチーフベースの「細編みのすじ編み」の手前1本を拾いながら、お花モチーフを編み入れていきます。編み図のうすいグレーの編み記号は、モチーフベース1段めの編み記号を表しています。
モチーフベース1段めの「細編みのすじ編み」手前1本を拾って、かぎ針を入れます。
針先に編み糸をかけて引き出し、
編み図のとおりに編み進めます。最後は、最初にかぎ針を入れた目を再び拾って「引き抜き編み」を編みます。
お花2段めを編んでいきます。先ほどと同様に、編み図のうすいグレーの編み記号は、モチーフベース2段めの編み記号を表しています。
立ち上がりの「鎖編み」を編んだ後、モチーフベースの2段めを拾ってかぎ針を入れ、
編み糸を針先にかけて、「引き抜き編み」を編みます。1段めの花びらを手前に倒しながら編むと編みやすいです。
続けて「鎖編み」を1目編み、編み図のとおりに、モチーフベース2目めに「細編み」+「中長編み」+「長編み」を3目編み入れます。ベース3目めに「長編み」+「中長編み」+「細編み」を3目編み入れます。また「鎖編み」を1目編んだら、ベース4目めに「引き抜き編み」を編みます。
ベースの角の編み目1目を飛ばして、6目めから同様に編み進め、花2段めを完成させます。最後の「引き抜き編み」は、最初の1目めのモチーフベースを拾って編み入れます。
お花3段めを編んでいきます。編み図のうすいグレーの編み記号は、モチーフベース3段めの編み記号を表しています。
お花4段めを編んでいきます。編み図のうすいグレーの編み記号は、モチーフベース4段めの編み記号を表しています。
4段めを編み終わったら、ループを引き伸ばしてかぎ針を抜き、糸端をループに通して糸端を引き、ループを引き締めます。編み終わりの糸は、編地の目立たないところに処理してカットしてください。
編み糸を変えて、お花の5段めを編んでいきます。編み図のうすいグレーの編み記号は、モチーフベース5段めの編み記号を表しています。ベース5段めの4目めに糸を付け、編み図のとおりに編み進めます。
続けて、編み図のとおりに6段めのお花を編み入れます。
編み終わりの処理をして、よぶんな糸をカットします。
3.モチーフのフチの編み方
モチーフベースの角に編み糸を付け、編み図のとおりにフチを編みます。
編み終わりの処理をしたら、「立体的なお花のモチーフ」完成です!
表地の目を拾いながら編むので、裏地は平面になっています。
大きさは約10cm四方、お花の厚みは約1cmほどになります。
両ひじに使えるように、糸の色を変えてもう1枚編みました。
裏面になります。手持ちの糸で色を組み合わせているので、糸の在庫が少なくなってくると色の組み合わせに毎回悩みます。。。
実際に「ひじあて」として使ってみると、使い心地はなかなか良かったです。厚みもひじの骨にフィットして、良い緩衝材になってくれそうです。主人にも好評でした。
読んで頂いてありがとうございました。
どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです♪