久しぶりにお花のモチーフを編みたくなって、「花びら5枚の立体的なお花モチーフ」を編みました。素材の良い糸を使って編んだモチーフは、卒業式や入学式用のヘアアクセサリーやコサージュに仕立てても可愛いと思います。たくさん編んでお花の組み合わせを楽しんでください♪編み図と編み方をご紹介します。
【出来上がりサイズ】(モチーフ)直径 約 4cm
1.材料
・刺しゅう糸(花芯・黄色)・・・約 2m
・刺しゅう糸(花びら1枚め・赤色 )・・・ 約 3m
・刺しゅう糸(花びら2枚め・みどり色 )・・・ 約5m
かぎ針 3号、刺しゅう針、(Uピン)
※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。ヘアピンに仕立てる場合は、Uピンも用意してください。
2.編み図と編み方
編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.花びら1枚めの編み方
編み図のピンク色の編み目記号が1段め、黒色の編み目記号が2段めになります。
はじめに、「わ」の中に「細編み」+「鎖編み3目」をセットで5回編み入れます。
最後の「鎖編み3目」を編んだあと「わ」を引き締めていきます。糸端を軽く引いて動く方の糸を引き、内側の「わ」を引き締めます。
続いて、糸端を引いて完全に「わ」を引き締めてください。
1段めの最後に、編みはじめの「細編み」1目めに「引き抜き編み」を編みます。
次に、2段めを編んでいきます。1段めの鎖目に「引き抜き編み」を1目編んで、段の編みはじめの開始位置をずらします。
そのまま編み図の通りに、「鎖編み」2目+「中長編み」1目+「長編み」1目+「中長編み」1目+「鎖編み」2目+「引き抜き編み」1目を編みます。
同様に5枚の花びらを編みます。すべて編み終わったら、編み終わりの処理をしてください。ループを引き伸ばしてかぎ針を抜き
引き伸ばしたループを半分にカットして、編み糸を抜きます。残った糸端を縫い針へ通し、1段めの「細編み」の頭へ針を入れます。
モチーフを裏返して、糸が表に出ないように花びらの中へ針を通します。
糸が抜けないように、何度か編地の目立たないところに糸をくぐらせてから、余分な糸端をカットしてください。
2.花びら2枚めの編み方
編み図の灰色の編み目記号が1段め、ピンク色の編み目記号が3段め、黒色の編み目記号が4段めになります。
モチーフを裏返して、1段めの「細編み」の頭へ糸を付けます。モチーフの裏側を見ながら、「鎖編み」3目+1段めの「細編み」の頭を拾って「細編み」1目を編み入れます。
3段めを編み終わったら、ループにかぎ針を入れたまま、モチーフを表に返します。
花びら1枚めを手前に倒しながら、鎖目にかぎ針を入れて糸を引き出します。
引き出した糸をかぎ針にかかっているループに通し「引き抜き編み」を1目編みます。
そのまま、編み図の通りに2枚めの花びらを編み入れます。
すべての花びらを編み終わったら、先ほどと同様に編み終わりの処理をしてください。
余分な糸端は、編地の目立たないところに処理してカットします。
3.花芯の編み方
編み図の灰色の編み目記号が1段め、ピンク色の編み目記号が5段め(花芯)になります。
最後に花芯を編み入れていきます。1段めの「細編み」の足を拾って、立ち上がりの「鎖編み」+「細編みの表引き上げ編み」を編みます。
続いて「鎖編み1目のピコット編み」を編みます。同様に繰り返しながら、1段めの「細編み」の足をすっぽりと拾って、「鎖編み1目のピコット編み」+「細編みの引き上げ編み」を編み入れてください。最後の1目は、画像のようにモチーフの中心をすっぽりと拾って
「細編みの表引き上げ編み」+「鎖編み1目のピコット編み」を編みます。編み終わりは、かぎ針を外してループに編み糸の糸端を通し、糸端を引いてループを引き締めます。
余分な糸端を編地の目立たないところに処理してカットしたら、モチーフの完成です!
4.モチーフの組み立て方
ここからは、モチーフをヘアピンに仕立てていきます。
Uピンのベースとして、「わ」の中に6目「細編み」の作り目から編みはじめ、毎段6目増しながら全部で3段編んだ円モチーフを1枚編んでください。円モチーフの編み終わりの糸端は、縫い付けるために使うので長めに残しておいてください。
円モチーフの中央にUピンを通し、花モチーフの裏側に円モチーフをセットします。
そのまま「巻きかがり」でグルリと縫い付けます。
ヘアピン完成です!パッチンピンやヘアゴムにする場合も、同様の手順で仕立てることが出来ます♪
娘の髪に付けてみました。ほど良く存在感のあるお花のヘアピンになりました!
お花の色をグラデーションにしたり、すべて1色で編んだりと、使う糸の色でお花の表情が変わるので、オリジナルを楽しんでください♪
読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。