「シュシュ」と「がま口財布」を自宅でハーブ染めした糸を使って編み終え、残りの糸は約20gとなりました。せっかくなので染めた糸をすべて使いたくて、染める前の糸と組み合わせて「小物入れ」を編みました。
糸をハーブ染めする方法は、下記のリンクを参考にしてください。
初めてのハーブ染め「コットン100パーセントの糸を染めてみた」1日め
めずらしい形の小物入れにしたくて、モチーフを組み合わせながら「五角形」になるように仕立ててみました。編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
編み糸・・・(ハーブ染め)約20g、(白)約25g
かぎ針 5号、毛糸針
※画像はハーブ染めをした糸の残りです。今回はこれを使って編んでいきます。
組み合わせた染める前の糸は、こちらになります。
2.編み方
1.小物入れの底を編む
小物入れの底は、「わ」の中に5目の作り目から編みはじめ、毎段5目増をしながら「細編みのすじ編み」で15段編みます。
「わ」の増し目の方法は以下の編み図を参考にしてください。編み図をクリックしていただくと画像が大きくなります。
編み図は、作り目1目に対する各段数の増し目方法になります。今回は作り目が5目なので、編み図1段ごとの増し目を5回繰り返し編むことで、編地の1段となります。段の編みはじめは立ち上がりの「鎖編み」を1目を編み、編み終わりは編みはじめの1目めに「引き抜き編み」を編んでください。増し目が終わったら、最後の1段は増減無しで編みます。
編み終わったらスチームアイロンをあてて、編地を落ち着かせてください。
2.小物入れの側面(モチーフ)を編む
側面はモチーフを5枚編んでつなげています。以下の編み図を参考に、モチーフを5枚編んでください。
ハーブ染めの糸が、モチーフを3枚編んだ時点で無くなってしまったので、残り2枚は白い糸で編みました。
モチーフを「引き抜き編み」でつなぎます。お好みで配色してください。
モチーフを2枚重ねて糸を付けます。上下合わせて1目めにかぎ針を入れ、
針先に糸をかけて引き出します。
今度は糸をかけずに、かぎ針にかかっている手前のループを奥のループに引き抜きます。「引き抜き編み」が1目できました。
このまま編みつないでいきます。
同様に、すべてのモチーフを「引き抜き編み」で編みつなぎます。
3.小物入れの側面と底をつなげて編み、フチ編みをする
側面と同様に、底の各辺とモチーフ1枚を合わせて「引き抜き編み」でつなぎます。
上から見たところです。底は、あえて「細編み」のすじが出ている面を内側にしています。
こちらが横から見たところです。
続けてフチを編んでいきます。フチは「細編みのすじ編み」で編んでいきます。
モチーフのつなぎ目は「細編みのすじ編み2目一度」をして編んでください。
フチの写真を撮り忘れました。。「細編みのすじ編み」を続けて3段編み、最後の段は「バック細編み」で編みました。
4.小物入れのフタを編む
フタはより「5角形」をきれいに出したかったので、底と編み方を変えました。
角のところで2目ずつ増し目をしています。「わ」の中に10目の作り目から編みはじめ、毎段10目増をしながら「細編みのすじ編み」で10段編みます。
以下の編み図を参考にしてください。編み図をクリックしていただくと画像が大きくなります。
編み図は、作り目2目に対する各段数の増し目方法になります。今回は作り目が10目なので、編み図1段ごとの増し目を5回繰り返し編むことで、編地の1段となります。段の編みはじめは「鎖編み」1目で立ち上がり、編み終わりは編みはじめの1目めに「引き抜き編み」を編んでください。増し目が終わったら、最後の1段は目数の増減無しで編みます。
続けて、フタの側面を編んでいきます。側面1段めは、「細編みの引き上げ編み」で編んでいきます。立ち上がりの鎖目を1目編んだら、編地をかえして裏面が見えるようにします。今まで編み進めてきた方向とは逆側に編んでいきます。
11段めの「細編み」の足にかぎ針を入れ、
「細編み」を1目編み入れます。
そのまま目数の増減無しで、11段めの「細編み」の足を拾いながら「細編み」を編みます。
側面の2段め以降は「細編みのすじ編み」を4段編みます。立ち上がりの鎖目を編んだら、編地をかえして今度は表面が見えるようにします。側面1段めとは、編み進める方向が逆になります。
全部で4段編んだら編み終わりの処理をして完成です。
側面から見たところです。
フタを開けるとこのようになっています。
洗濯ばさみを入れてみたらピッタリでした!洗濯ばさみ入れとして使おうと思います!
ハーブ染めの糸をすべて使い切ってしまいました。とても楽しかったので、また機会を見て今度は違うハーブで糸を染めてみたいと思います!
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。