パステルカラーのヘアゴムが欲しくて、刺しゅう糸を使ってかぎ針編みで「スクエアヘアゴム」を編みました。編地の中にボール紙を入れてモチーフを補強しています。少量の刺しゅう糸で編めるので、たくさん編んで小学校等のバザーへ出品するのにもおススメです。編み方をご紹介します。
1.材料
刺しゅう糸(2色) ・・・約5g
2.5㎝角のボール紙 ・・・2枚(中央2か所に穴を開け、角を丸くカットしたもの)
ヘアゴム ・・・約10㎝
かぎ針 2号
※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使用しています。ミントカラーは糸巻きに巻いていますが、ほぼ未使用の刺しゅう糸1束分(約8m)あります。
画像は、本体が編み終わった時点で残った糸になります。
2.編み方
1.スクエアの編地を編む
「鎖編み」18目の作り目を「わ」にし、1段めは作り目の裏山を拾って「細編み」を編みます。2段目以降は前段の「細編み」の頭奥一本を拾って「細編みのすじ編み」を編んでいきます。2段編むごとに色を変更します。色を変更する1つ前の段の「引き抜き編み」をする時に色を変更してください。変更した糸は休ませておいて、また色を変更するときに2段前から渡して編みます。表側から糸が見えないように裏側で糸を渡してください。
私は全部で9段編みました。編み物は編み手によって編地のサイズが大小するので、ボール紙が隠れるくらいまでご自身で調整して編んでください。
10段めは「わ」を合わせて向かい合った「細編み」の頭2つを拾って「細編み」を9目編みます。フチ編みで使用する糸を残し、もう1色の糸はカットして糸端を目立たない所に処理してください。
2.スクエアの編地へボール紙を入れる
ボール紙2枚をボンドなどで貼り合わせます。スクエアの編地中央の編み目の間にかぎ針を入れ、ヘアゴムを通します。続いてボール紙の穴からヘアゴムを通し、固く結びます。
ボール紙を編地の中に入れます。結び目部分が表になるように入れてください。
裏から見ると画像のようになります。
表から見ると結び目の部分がボコボコして目立ってしまうので、余り糸を詰めます。綿(わた)でも良いです。
画像は余り糸を詰めたところです。凹凸が目立たなくなるくらい詰めてください。
3.フチ編みを編む
フチ編み用に残しておいた糸で「細編み」を1周編みます。上下は「細編み」の頭や鎖目を拾って「細編み」、左右は段の「細編み」の足を拾って「細編み」を編み入れてください。角の部分は同じ箇所に「細編み1目」⇒「鎖編み1目」⇒「細編み1目」を編み、カーブを作ります。
フチ編みは「糸掛け細編み」という技法で編みました。立ち上がりの「鎖編み」を編んだ後、前段の「細編み」の頭を拾って糸を引き抜きます。
かぎ針に2つループがある状態で、ループの根本にかかるように編み糸を反時計回りに1周させます。
画像のように糸が巻かれます。
そのまま糸をかけて2ループを引き抜き、「細編み」を完成させます。
以降同様に糸を巻きながら編んでいきます。画像は2目編み終わったところです。
1周フチ編みを編み終わったら、編み終わりはループを長めに伸ばして糸を切り、糸端を毛糸針または刺しゅう針に通します。1目めの頭の目に針を入れ、そのまま最後の目にも針を入れ、糸を通した後、目立たない所に糸端を処理して完成です。
ボール紙の穴を紙に対して斜めに開けたら、ダイヤ型のヘアゴムが出来ます。今回はパステルカラーで編みましたが、ビビットな糸で編むと模様がよりハッキリ出たかなと思います。皆さまもお好みの糸で編んでみてください。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。