ちび「あみぐるみ」シリーズの8作目は「シンプルなお花のモチーフ」の作り方をご紹介します。
ポイントは、お花の中心部分を別糸で編んで縫い付けることで、モチーフの中央部分に膨らみをもたせたところです。花びらの形も丸くなるように編むことを意識して、全体的にコロンとした丸いフォルムのお花モチーフとなるようデザインしました。
土台となる「えんぴつキャップカバー」の編み方は、以下のリンクを参考にしてください。
シンプルなデザインの小ぶりなモチーフは、ヘアピンやヘアゴムの他にも、ポーチやお洋服のポイントとして縫い付けても可愛いと思います。編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
刺しゅう糸 (花びら) 約3m、(花芯) 約2m
かぎ針 2号、刺しゅう針
2.編み図と編み方
編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.お花ベースの編み方
お花ベースの編み図です。
1段めは「わ」の中に5目の「細編み」から編みはじめます。
2段めは「鎖編み」2目+前段の「細編み」の頭に「引き抜き編み」を5回繰り返して編みます。
以下の画像は、2段めのはじまりの「鎖編み」3目を編み終わったところです。4目めは前段の「細編み」の頭(画像の→の箇所)へ「引き抜き編み」を編みます。
かぎ針を入れて、針先に糸をかけて引き出します。
そのまま糸をかけずに、手前のループを奥のループへ引き抜きます。
「引き抜き編み」が1目編めました。
同様に「鎖編み」を2目編み、
前段の「細編み」の頭3目めに「引き抜き編み」を編みます。
3段めは、前段の鎖目をすっぽりと拾って花びらを編み入れていきます。
2段めを編み終わったら、鎖目(画像の→の箇所)に「引き抜き編み」を編んで、
編み開始位置をずらします。
そのまま「鎖編み」2目+2段めの鎖目に「長編み」4目+「鎖編み」2目+2段めの鎖目に「引き抜き編み」を編みます。
編み図の通りに「鎖編み」を1目編み、次の鎖目(画像の→の箇所)に「引き抜き編み」を編みます。
全部で5枚花びらを編みます。
編み終わりは、かぎ針にかかっているループを引き伸ばして半分にカットし、
編み糸の方を引き抜きます。残った糸端を閉じ針に通し、編みはじめの目に針を通します。
モチーフを裏返して編地に糸を通し、余分な糸端をカットします。
お花ベースが編めました。
2.花芯の編み方
花芯部分の編み図です。編み終わりの糸は後から使うので、長めに残してください。
編み図の通りに全部で4段編みます。花芯が大きすぎると感じる方は、1段減らして3段にしてください。
3.お花の組み立て方
花芯に余った糸端を詰めます。
花芯をお花ベースの中央にセットし、花びらと花芯の最終段を合わせて縫い付けます。
縫い糸が表に出ないように、編地の中をくぐらせながら縫い付けてください。
グルリと1周縫い付けたら、「シンプルなお花モチーフ」の完成です!
中央がふっくらとしていて、コロンとした形が可愛いお花ができました♪
お花の大きさは、直径約3cmです。
「シンプルなお花のモチーフ」を、みどり色の刺しゅう糸で作った「えんぴつキャップカバー」の上に縫い付けたら、サボテンの花のようにもなります。様々なアレンジを楽しんでみてください。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。