夏用バッグの試作2個めは、縦型長方形のトートバッグを編みました。
ミニバッグの持ち手にカラビナなどを付けて手持ちのバッグと連結すると、出先で必要な小物をすぐ取り出せるのでとても便利です。私はミニバッグに鍵や消毒液、非接触棒などを入れて持ち歩いています。ミニトートバッグの編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
刺しゅう糸(1束約8m)・・・11束、かぎ針 4号、縫い針
※今回もダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。11束ほぼ使い切りました。
2.編み図と編み方
各編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.底を編む
「鎖編み」15目の作り目から編みはじめ、増し目をしながら「細編み」で6段編みます。
画像は1段めを編み終わったところです。1段めは、作り目をぐるりと1周拾いながら編みます。
左右均等に増し目ができるように、編みはじめの位置を「引き抜き編み」で1目ずらしてから、2段めを編みます。増し目開始位置に目印を付けておくと、編みやすいのでおススメです。
編み図のとおりに、増し目をしながら6段編み終わりました。
2.側面を編む
3段めまでは「細編み」、4段め以降は「長編みのすじ編み」で「うね編み模様」に編んでいきます。
1段めは、底6段めの「細編みの足」を拾って、「細編みの引き上げ編み」を編みます。
続けて、目数の増減なしで2段「細編み」を編みます。
4段めは「長編み」、5段めは4段めの「長編み」の頭奥1本を拾って「長編みのすじ編み」を編みます。
6段めは、立ち上がりの「鎖編み」3目を編んだあと編地を裏返して、画像の→の方向に「長編みのすじ編み」を編みます。5段めとは進行方向が反対になります。
6段めを編み終わりました。
7段めは、立ち上がりの「鎖編み」3目を編んだあと編地を表に返して、画像の→の方向に「長編みのすじ編み」を編みます。6段めとは進行方向が反対になります。
同様に、交互に編地を返しながら「長編みのすじ編み」を全部で9段編みます。
途中で編み糸が無くなったら、その場で付け足しながら編み進めてください。
10段めは、以下の編み図のとおりに、減らし目をしながら「細編み」を編みます。
減らし目部分は、角と側面の中央部分になります。減らし目後の目数は全部で60目です。
減らし目を終えたら、続けて目数の増減なしで「細編み」を2段編みます。
3.モチーフを編む
モチーフは全部で10枚編んでください。
編み図のとおりに「わ」の作り目に必要な目数を編み入れ、「わ」を引き絞ったら、ループを引き伸ばして糸をカットします。糸端は20cm程度あれば大丈夫です。
カットした糸を引き抜いたあと、残った糸端を縫い針に通します。ここから「わ」の編み終わりの処理をします。以下の画像のように、編みはじめの「鎖編み」に針を通し
編み終わりの「半目」に針を戻します。
糸を引くと、画像のように「鎖目」が出来上がります。
「わ」を作った時の糸端を編地に通してカットし、完成です。編み終わりの糸は後から使うので、カットせずに残しておいてください。
10枚編み終わりました。
モチーフを「巻きかがり」で縫い閉じていきます。モチーフを編んだ後の糸端を利用し、4目ずつ縫い閉じてください。
縫い終わった糸端は、抜けないように何度か編地の目立たないところに通して、カットしてください。
モチーフ10枚が「わ」になるように縫い閉じます。
4.モチーフを縫い付け、バッグのフチを編む
モチーフをバッグに縫い付けていきます。バッグのマチ部分が、モチーフ1個分になるように位置を決めます。モチーフ1個に付き、6目ずつ縫ってください。ここでも「巻きかがり」で縫い閉じます。
1周縫い終わりました。
モチーフから目を拾いながら、フチを編みます。
モチーフ1個に付き、6目拾いながら編んでください。目数は全部で60目になります。
続けて「細編み」を2段編み、最後は「バック細編み」でフチを編みます。
5.持ち手を編んで縫い付ける
持ち手は約15cm編んでください。段数のカウントはしていません。
「よね編み」模様で編んでいきます。
約15cmを2本編みました。糸を節約するために、1本はモチーフで余った糸を使っています。
持ち手をバッグに縫い付けて完成です!
大きさは、【横】約10cm×【縦】約10㎝×【マチ】約4cm になります。
モチーフ部分のデザインをもっと改良したいので、このバッグは後日再チャレンジしたいなと思っています。
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです♪