バレンタインデーも過ぎ、日ごとに春めいてきました。そろそろ卒業シーズンへ向けて、旅立つお友達や、お世話になった先生への贈り物として、アルバムや寄せ書きなどの準備を始める方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アルバム作成に使えそうな小さい「お花のフォトフレーム」を編んでみました。「鎖編み」と「細編み」だけの組み合わせで編めるので、初心者の方にもおススメです。編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
刺繍糸…(裏地)約4m、(1段め)約1m80㎝、(2段め)約1m60㎝、(3段め)約2m10㎝、かぎ針 3号、とじ針
※今回もダイソーで購入した刺繍糸を使って編んでいます。例えば、画像のパステルカラーの刺繍糸1パックで、フォトフレームが9個(余った刺繍糸を組み合わせたら10個)編むことが出来ます。
2.編み図と編み方
編み図をクリックしていただくと画像が大きくなります。
1.フォトフレーム表地の編み方
「鎖編み」28目の作り目を「わ」にし、作り目の裏山を拾って、角で増し目をしながら1段めを編みます。1段編むごとに糸の色を変更してください。
作り目を編む時は、実際に編み地に使うかぎ針よりも、1号大きいかぎ針を使用すると、裏山を拾いやすくなります。ここでは、3号のかぎ針で編むので、作り目は4号のかぎ針で編みました。
3号のかぎ針へチェンジし、最初の1目の裏山を拾って「引き抜き編み」を編み、鎖目を「わ」にします。「わ」にするときに、作り目がねじれないように気を付けてください。
作り目の裏山を拾って、編み図にしたがい角で増し目をしながら、1段めを編みます。
1段めを編み終わったら、ループからかぎ針を外し、糸端をループに通します。そのまま糸端を引いてループを引き締め、編み終わりの処理をしてください。糸端は、2段めの編みはじめの糸と一緒に編みくるんでも良いですし、この時点で編地の目立たないところに通してカットしても、どちらでも大丈夫です。
私は一緒に編みくるみました。先ほど1段めを編み終わった目と同じところに糸をセットし、2段めを編みます。
2段めも角で増し目をしながら編み進め、1段めと同じ編み終わりの処理をします。
3段めも同じ箇所に糸をセットし、編みはじめます。
角は「鎖編み7目」、その他は「鎖編み5目」を編みます。角だけ、前段の細編みの頭を飛ばす数が1目なので、気を付けてください。
余分な糸端を、編地の目立たないところに通してカットします。
フォトフレームの表地が編めました!
2.フォトフレーム裏地の編み方
裏地は、「鎖編み」の作り目を10目編み、続けて10段「細編み」を編みます。
編み終わりの糸は後程使用するので、カットせずに残して置いてください。
3.フォトフレームの組み立て方
フォトフレーム表地の裏面に、フォトフレームの裏地をセットします。セットする位置は、2段めの細編みの足と重なるように意識してください。
裏地に付けて置いた編み終わりの糸を、針に通します。ここから「巻きかがり」で縫っていきます。2段めの細編みの足に針を入れ、
縫い合わせます。
1辺縫い終わりました。下に向かってバックしながら縫っていく感じになります。
3辺縫い終わったら完成です!
フレームの外枠の大きさは、約6㎝×6㎝になります。セット出来る写真の大きさは、約3㎝×3㎝。フレームから見える長さは約2.2㎝×2㎝程になります。
実際に厚紙を入れてみました。
フレームからは、画像のように見えます。
ちなみに。。かなり以前に写した「プリクラ」を入れてみました。サイズ感が変わっているかもしれませんが、ご参考まで。
上下左右が若干切れてしまうので、なるべく内側に写っている写真がおススメです。
ししゅう糸4束で、3個フォトフレームが出来ます。
今回なるべくフレームに厚みが出ないように、シンプルな編み目を選びましたが、それでも厚みが気になるかたは、フレームの裏地を付けずに直接台紙に写真を貼って、表地のフレームだけ上から貼ると、さらに薄くなるかと思います。
立体的なお花とか、モチーフ等を使ってフレームを編んでみようかなとも思ったのですが、幼稚園の先生経験者から、「デコボコしている表紙や、厚みのあるアルバムは収納しにくい」とご意見をいただき。。なるべくシンプルを心掛けることにしました!
次回は丸い写真フレームのパターンを考えてみたいと思います。
どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。