先日家族が沖縄県へ旅行に行き、お土産に「ヤンバルクイナ」のミニオブジェを買ってきてくれました。ちょうど我が家では娘が修学旅行で買ってきてくれた青森県の伝統工芸品「八幡馬(やわたうま)」も飾っていたので、そこに一緒に飾るために「ヤンバルクイナ」用のドイリーを編みました。
デザインは中央に星柄が重なっているような模様がポイントの、円形のモチーフにしました。出来上がりのサイズが小さいモチーフなので複数枚編んで組み合わせ、暖簾やショールなどに仕立てても可愛いと思います♪編み図と編み方をご紹介します。
【出来上がりサイズ】(モチーフ)直径 約６cm
１．材料
・刺しゅう糸(１束約８ｍ)・・・１束
かぎ針 ３号、刺しゅう針
※各段数ごとの糸使用量の目安は以下です。
１段め(約６０cm)、２段め(約８０ｃｍ)、３段め(約１ｍ５０ｃｍ)、４段め(約４ｍ)
２．編み図と編み方
１．編み図
編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
１段ごとに編み記号の色を変えています。「細編み」１目＋「鎖編み」３目を「わ」にする作り目から編みはじめ、２段めは前段の鎖目をすっぽりと拾って「細編み」１目＋「鎖編み」４目＋「細編み」１目を編みます。毎段糸の色を替える場合は、３段めの編みはじめは「引き抜き編み」を編まずに、２段め編み終わりの「細編み」の頭に糸をつけ、「長編み３目の玉編み(立ち上がりの鎖編み３目込み)」を編み入れてください。同様に４段めも、編み開始位置をずらすための「引き抜き編み」を編まずに、３段めの鎖目をすっぽりと拾って糸をつけ、立ち上がりの「鎖編み」３目から編み図のとおりに編み進めてください。
２．編み方
画像は、１段め最後の「細編み」１目＋「鎖編み」１目を編み終わったところです。
一度ループを引き伸ばしてかぎ針を抜き、「わ」にした糸２本のうち糸端を引いて動く方の糸を先に引き伸ばして、ループを引き締めます。
続いて、糸端を引いてもう１本の「わ」にした糸を引き締めます。
「わ」を引き締めたあと、編みはじめの目に「中長編み」を１目編み入れます。２段めで糸の色を替える場合は、「鎖編み」を２目編んだあと編みはじめの１目めに「引き抜き編み」を編んで編み終わりの処理をしてください。
２段めも編み図のとおりに編み進めます。編み糸を替える場合は、１段めの鎖目に糸を付けたあと、立ち上がりの「鎖編み」１目＋「細編み」１目・・・と編み進めてください。３段めも糸を替える場合は、ここで編み終わりの処理をします。
３段めで糸の色を替える場合は、２段めの編み終わりの「細編み」の頭へ糸を付けて３段めを編み進めてください。糸の色を替えない場合は、３段めの編みはじめで編み開始位置をずらします。
かぎ針にループをかけたまま、編地を半回転させて裏地にします。そのまま２段めの編み終わりの「細編み」の頭を拾って針先を入れ、糸を引き出します。
針先に糸をかけずに手前のループで奥のループを引き抜き「引き抜き編み」を１目完成させます。
再び編地を半回転させて表側にし、立ち上がりの「鎖編み」３目＋先ほど「引き抜き編み」を編んだ目をすっぽりと拾って「長編み２目の玉編み」を編みます。
続けて編み図のとおりに編み進めます。
３段めが編み終わりました。
４段めも、３段めの鎖目に「引き抜き編み」を編んで編み開始位置をずらします。糸の色を替える場合は、３段めの鎖目に糸を付けてください。
続けて「長編み」２目を編んだあと、「鎖編み３目のピコット編み」を編みます。「鎖編み」を３目編み
画像のように手前のループ２本へ針先を入れ、
針先に編み糸をかけて引き抜き、今度は糸をかけずにかぎ針にかかっているループを引き抜きます。
続けて編み図のとおりに編み進めます。
最後は「わ」の編み終わりの処理をしてください。
円形のモチーフ完成です！
「ヤンバルクイナ」のミニオブジェ(高さ 約６cm)を置いてみました。サイズ感もちょうど良い感じです♪
糸の色の組み合わせを変えて、３パターン編みました。
フチが黒いモチーフは毎段糸の色を替えました。
フチが青いモチーフは４段めで糸の色を替えました。
「八幡馬」と一緒に並べてみました。大満足です。左に映っているのは、バリ島へ旅行に行ったときに購入した小太鼓です。オブジェを見ると旅行した気分になれるのでお気に入りです♪
糸の色の違いでモチーフの表情が変わるところが、モチーフ編みの良いところかなと思います。皆さまもお気に入りの糸を使って、手作りを楽しんでください♪
読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。
