節分の飾り3つめは「柊鰯(ひいらぎいわし)」のオブジェクトを編みました。柊鰯とは、焼いたイワシの頭に柊の小枝を挿したもので、昔から節分の日に魔除けとして玄関に飾られるそうです。今回は、イワシの口が柊の葉を咥えているデザインにしてみました。
鰯の頭を表現するのが難しくて、単体では何かわかりずらいかもしれません。。ぜひオニやマスとセットで飾ってください!編み図と編み方をご紹介します。
1.材料
刺しゅう糸(鰯)…約4m50㎝、(白目)…約1m、(黒目)…約30㎝、(柊葉)…約4m50㎝、(柊枝)…約70㎝
爪楊枝、かぎ針 5号、綿(わた) 少々、閉じ針
※ダイソーで購入した刺しゅう糸を使って編んでいます。材料の他に、綿(わた)を入れる時用のピンセットがあると便利です。
2.編み方
編み図をクリックしていただくと画像が大きくなります。
1.鰯(顔)の編み方
「わ」の中に6目「細編み」の作り目から編みはじめ、編み図の通りに増し目をしながら3段編みます。4段めは目数増減無しの「細編みのすじ編み」で側面を立ち上がり、続けて編み図の通りに2段編みます。7段めからは編地を2つに分けて編んでいきます。
画像は6段めまで編み終わったところです。ここから編地を2つに分けて編んでいきます。
立ち上がりの「鎖編み」を編んだ後、「細編み2目1度」を3目編み、編地をかえして8段めは目数の増減無しで3目「細編み」を編みます。最後9段めは「細編み3目1度」を編みます。糸をカットして、ループに通し
糸端を引き締めます。糸端はもう使わないので、編地の目立たないところに通してカットしてください。
次に、先ほどの続きの「6段め10目め」に糸を付けます。
同様に編み図の通りに減らし目をしながら編み進め、糸端の処理をします。
鰯の白目は、「わ」の中に「細編み」4目を編みます。糸端は後程目を縫い付けるときに使うので、長めに残してカットしてください。
白目は2枚編んでください。
2.柊の編み方
茶色の糸で柊の枝を編んでいきます。「鎖編み10目」の作り目から編みはじめ、作り目の裏山を拾いながら「細編み」を編みます。
枝の編地に爪楊枝を通します。爪楊枝が表に出てこないように、「細編み」の足の間を通してください。
緑の糸で柊の葉を編んでいきます。「鎖編み6目」の作り目から編みはじめ、1段めは作り目の裏山を拾いながら「細編み」を編みます。2段めからは、前段の「細編み」の頭1目に「細編み、長編み、細編み」を編み入れ、次の2目めと3目めは「細編み2目一度」を編みます。以上を編地の周囲を拾いながら繰り返して編んでください。
画像は1段めを編み終わったところです。2段めは立ち上がりの「鎖編み」を編んだ後、編地を返して→の方向に模様編みを編んでいきます。
柊の葉は3枚編んでください。そのうちの2枚の葉の糸端は使わないので、編地の目立たないところに通してカットしてください。
3.柊鰯を組み立てる
各パーツを組み立てていきます。
まず、葉の残して置いた糸端を使って、枝の中央あたりに1枚縫い付けます。続いて、爪楊枝の先に葉を差し込みます。
裏から見たところです。爪楊枝の先で手を傷つけないように気を付けてください。
続いて、バランスを見ながら鰯の白目を縫い付けます。
白目に黒い糸で黒目を刺繍します。当初はフレンチノットステッチで刺繍したのですが、「黒目が飛び出てるみたいで怖い」と娘にダメ出しを受け。。。最終的には白目の細編みの足を隠すように刺繍しました。お好みで表情を作ってください。
鰯の顔にピンセットなどで綿を詰め、柊の枝と葉を鰯の口に入れ込みます。爪楊枝が長い場合は、カットして入れてください。私は1㎝ほどカットしました。
これにて節分飾り完成です!
マスに豆を入れても良いですし、
オニを入れて飾っても可愛いです♪
柊鰯の存在感がすごいですが。。オニから守ってくれそうです!!
読んでいただいてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。