今回は娘からのリクエストに応えて、毛糸のくつ下を編みました。くつ下はかぎ針編みで編む方法もあるのですが、私は棒針で編んだくつ下ほうが編地が柔らかくて好きなので、久しぶりに棒針を出してきて編みました。
最近はかぎ針編みばかりしていたので、棒針はとても皆さまにご紹介出来るスキルがなく。。しかも「くつ下」は編み方がわからなかったので、本を参考にして編みました。
そこで今回は、いつもと少し趣旨を変えて、「ソックスヤーン」でくつ下を編むに至った経緯と、くつ下を編んだ時に参考にした本をご紹介させていただきます。
どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。
1.ウールミックスで編んだくつ下
最初に娘からリクエストがきたときに、あまり深く考えずに手持ちの毛糸を使って編みました。使用したのがこちらの毛糸です。
「アクリル 70% ウール 30%」のウールミックス毛糸2玉を使用しました。重さは40g、棒針は6号で編みました。しかし、約2週間で画像のようなありさまに。。。
穴が開くの早すぎませんか。。娘よ。。
編み終わったときから、くつ下にしては編地が薄いな。。と思ってはいたのですが、まさか2週間。。どうやらくつ下を履いて歩くと床を滑ってしまうらしく、それが楽しくて、積極的に滑って遊んでいたようです。普通の毛糸では簡単にやぶけてしまうことがわかったので、2足めはくつ下用の毛糸「ソックスヤーン」なるものを購入して編んでみることにしました。
2.参考にした本の話
くつ下で一番難しいのは「かかと」の編み方だと思います。つま先から編む、かかとだけ本体と別に編んで編みつなぐ。。など様々な方法があるみたいですが、1足めは一番簡単でネット上にも編み方が載っていた「引き返し編み」の方法で編みました。結局娘の使用には耐えられなかったので、2足めはもっと丈夫な「かかと」にするべく、他の方法が無いかと編み図を探してみることにしました。
私の祖母がくつ下編みの名人で、編み図も見ないでサクサク編んでしまう人だったのですが、教わろうと思っても祖母の手つきが速すぎて私はついていけず。。結局編み方を覚えられないまま祖母は他界してしまいました。その祖母が編んでいた編み方が「スクエアヒール」と呼ばれる編み方に似ていました。ネットではその情報がイマイチ探しきれなかったので、図書館へ行き、編み図の載っている本を探しました。見つけた本がこちらの「北欧のかわいいあみもの」です。
北欧のかわいいあみもの―ミトン・くつ下・帽子 (Heart Warming Life Series) を見てみる
こちらの本には「引き返し編み」のくつ下の編み方が、写真付きでとても丁寧に書かれていました。初めてくつ下を編む方でもわかりやすくておススメです。
私が編もうとした「スクエアヒール」のくつ下については、編み図と簡単な説明だけだったのが残念でしたが、編み図と記号の説明が載っていたのでなんとか編むことが出来ました。
3.セリア「ミルフィム ソックスヤーン」で編んだくつ下
2足めに使った毛糸は「ミルフィム ソックスヤーン」です。セリアで購入しました。
「アクリル 100%」重量は約35gです。棒針は5号を使用しました。
娘の足は現在23.5㎝なので、標準使用量(玉)を参考に3玉購入しました。
毛糸に触ってビックリ。1足めに使った毛糸とは全然違って、とても丈夫な糸でした。くつ下用の毛糸があるのにはそれなりの理由があるのだなと実感しました。
画像は、くつ下を編み終わったところの糸の残量です。2玉で編み終わりました。私の足は女子には大きい25㎝なのですが、くつ下を履いてみたところ少々小さく感じたので、私サイズのくつ下なら2玉使い切って編む感じかなと思います。メンズサイズは3玉必要だと思います。
娘に履いてもらいました。サイズ感はピッタリです。毛糸が段染めになっているので、編み始めの色を揃えないと、違う模様になってしまうということに後から気づきました。。無念。。。
今度はこのくつ下で一冬超えられるのか。。ドキドキしながら様子を見たいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!穴が開いたら続報を追記します!
11月30日 追記:
昨日娘がなんか部屋でコソコソしているなと思ったら、自分でくつ下の「かかと」を繕っていました(!)。くつ下を履き始めてから約1ヶ月。完全に穴が開いているわけではないのですが、床に擦れる部分がボソボソと毛羽だってきていたようです。黒い縫い糸に娘の努力と成長を感じつつ。。引き続き経過観察したいと思います!
2023年1月26日 追記:
結果を報告すると宣言しておきながら、すっかり遅くなってしまいました。。過去記事をさかのぼっていて気が付いたので、忘れないうちに経過をご報告します。
その後結局、くつ下を編んだときと同年の12月も終わるころにはくつ下に穴が開いてしまいました。継ぎ糸で繕ったりでなんとかワンシーズン持たせましたが、費用対効果と労力を考えると我が家の子供には手編みのくつ下よりも、底が厚くなって滑り止めが付いた市販の冬用くつ下を購入したほうが良いという結論に達しました。。。
もちろん性格が穏やかなお子さんや、大人の方々には手編みのくつ下はとても暖かいのでおススメです!サイズや長さ、デザインを好みに作れるのがハンドメイドの最大の魅力なので、ぜひチャレンジしてみてください♪