日ごとに寒さが増し、秋が深まってきました。そろそろ今年の秋冬用バッグが欲しいなと思い立ち、編みはじめてから約1ケ月。なかなか編むペースが進まなくて、ブログの更新が久しぶりになってしまいました。今年のバッグのデザインは、購入した糸の色味に合わせて、クラシカルな雰囲気が出るように意識しています。バッグの形は、夏に編んだワンショルダーバッグが使いやすかったので、秋冬用のバッグも大きめのトートバッグにしました。
編み方が単調で目数の変更が簡単に出来るので、目数や段数を増減しながらお好みの大きさのバッグを手作りするのもおススメです♪編み図と編み方をご紹介します。
【バッグ出来上がりサイズ】縦 約15cm × 横 約28cm × 高さ 約22cm
1.材料
ダイソー「リサイクル ポリエステル毛糸」
・アッシュグレー・チャコールブラック・・・各2玉(または、チャコールブラック3玉)
・ミルキーホワイト・ティールグリーン・・・各1玉
かぎ針7号、閉じ針
※ダイソーで購入した「リサイクル ポリエステル毛糸」を使って編みました。バッグのデザインを決めずに糸を購入したので、最初はお試しで以下の画像の3玉を購入しました。
ラベルを確認すると、おすすめ使用針のかぎ針号数は5号です。
実際に糸を引き出してみると、私が想像していたよりも細い糸でした。
5号針で、バッグの底を編んでみました。
私個人の感想としては、バッグとして使うにはもう少し編地に厚みが欲しいと感じました。
もう少し太い糸を再度購入しようかとも思ったのですが、せっかく購入した糸を使いたかったので、糸を2本引き揃えて7号のかぎ針を使ってバッグを編むことにしました。
2本糸を引き揃えることで編み糸が足りなくなりそうな予感がしたので、追加でもう3玉購入することにしました。再びお店に行ったら、40%増量された糸が販売されていました!ダイソーの50周年記念のようです。
ということで、アッシュグレーとチャコールブラックは、通常の70gの糸玉と、40%増量された100gの糸玉を2つ使って編んでいます。編み終わった残りの糸を量ったら、アッシュグレーは約32g(記念版増量分)、チャコールブラックは約12g残っていました。なので、すべて通常サイズの糸玉を使う場合は、チャコールブラックは3玉用意してください。
編みはじめる前に、各糸玉の量を半分に分け(糸の重さを量りながら、ちょうど半分になるように分けました)、2本揃えて糸玉を巻いてください。
2.編み図と編み方
各編み図をクリックしていただくと、画像が大きくなります。
1.底の編み方
「鎖編み」30目の作り目から編みはじめ、長方形になるように角で増し目をしながら、「細編み」を全部で15段編みます。
長方形の増し目のポイントは、長辺の間の目数は増減無しの28目。それ以外の両端と短辺は、2段めで4目、3段めで6目、4段めで8目、5段めで10目・・・とn段めでn段×2目の法則で増し目をすることです。
底を15段編んだら、一度編み終わりの処理をして編み糸をカットします。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、編み糸を1本で5号のかぎ針を使って編んだときにくらべ、編地の厚みが増して質感もしっかりとしました。
2.側面の編み方
編み図の7段め~43段めの「細編み」は、「メリヤス細編み」を編みます。「長編み」を編む時は、間の鎖目を編みくるみながら編んでください。
側面の1段めは、底の編地最終段の「細編み」の足を拾いながら「細編みの引き上げ編み」を編みます。そのまま目数の増減なしで「細編み」を5段編んだら、編み糸を変更します。
最後の「引き抜き編み」を編む時に、
編み糸の色を変更して引き抜きます。変更する前の糸は、ある程度の長さを残してカットしたほうが、編みやすいかと思います。カットした糸端は、編みくるんでも良いですし、後ほどまとめて処理しても良いです。
そのまま、6段め「細編み」→「鎖編み」を交互に編みます。
7段めの「細編み」から「メリヤス細編み」を編んでいきます。立ち上がりの「鎖編み」を編んだあと、6段めの「細編み」の足を割ってかぎ針を入れます。
針先に糸をかけて、編み糸を引き出します。
さらに針先に糸をかけて、かぎ針にかかっているループを引き抜き、「メリヤス細編み」を完成させます。
同様に繰り返し、7段めを編んでいきます。
以下、段数が飛んでしまいましたが、「長編み」を編む段数の編み方をご紹介します。
編み糸の色を変更して引き抜き、
立ち上がりの「鎖編み」を編んだあと、前段の「細編み」の足を割って糸を引き出し、
「メリヤス細編み」を1目編みます。
続いて、かぎ針に糸をかけて、2段下の「長編み」の頭に針先を入れます。
針先に糸をかけて引き出します。この時、同じ段の「メリヤス細編み」の足に合わせて、糸を長めに引き出してください。
再び針先に糸をかけて、かぎ針にかかっているループを2つ引き抜きます。
さらに糸をかけて、「長編み」を完成させます。
同様に繰り返して編んでいきます。「長編み」を編む時に、段の編み目の高さが揃うように、引き出す糸の長さを調節してください。
以降、編み図の通りに編み進めます。
側面をすべて編み終わったら、よぶんな糸端を閉じ針に通して、編地の目立たないところに処理してください。
3.バッグのフチを編み、持ち手を付ける
バッグのフチは、補強とデザインのアクセントを兼ねて、別糸で「引き抜き編み」を編みつけました。糸を付けたあと、バッグ側面の最終段の「細編み」の足にかぎ針を入れて、「引き抜き編み」を編んでいきます。編み終わりは、「わ」の編み終わりの処理をします。閉じ針に糸端を通して、画像のように、編みはじめの目に針を入れます。
続いて、編み終わりの半目に針を入れて、編地の後ろへ糸を通します。
表から見ると、鎖目が1目出来上がります。
編地の裏で、よぶんな糸端を処理してください。
バッグのフチの完成です。
持ち手は、「鎖編み」6目の作り目から編みはじめ、「細編み」を約60cm編みました。私は肩からバッグをかけたかったのでこの長さにしましたが、ハンドバッグにするならもう少し短いほうが良いと思います。お手持ちのバッグに合わせて、お好みで持ち手の長さを決めてください。持ち手を編み終わったら、スチームアイロンをあてて、編地を落ち着かせます。
持ち手を縫う位置に印をつけます。これも、手持ちのバッグに合わせて、持ち手が持ちやすい位置になるように印をつけてください。私は、両端から約12cmの位置に印を付けました。印をつけた位置が、持ち手の内側になります。
印をつけた箇所に持ち手を縫い付けて、バッグの完成です!
バッグの両サイドを内側に折りたたんで、底を下に出しても可愛いです♪
上からみるとバスケットのような形になります。今回は「バッグインバッグ」を使ってみたいなと思ったので、内布を付けませんでした。実際に物を入れるとバッグの底はどうしても下に歪んでしまうので、気になる方はバッグの底板を入れて形を安定させると良いかもしれません。
今年の秋冬用バッグは、毛糸の色味に合わせて、デザインをクラシカルにしてみました。
皆さまもお好みの配色で、お気に入りを手作りしてください♪
読んで頂いてありがとうございました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。