かぎ針編みの段の高さは、編み目によって変わります。編み始めに「立ち上がり」と呼ばれる鎖目を編むことで、編み地の段の高さを揃えます。編み目に応じて鎖目の数が変わり、「引き抜き編み」と「細編み」以外は立ち上がりの鎖目だけで1目と数えます。さらに1目と数える鎖目には、台の目が必要となります。
今回は、編み目と立ち上がりの鎖目の関係をまとめました。どなたかの参考にしていただけたら嬉しいです。
1.「引き抜き編み」目と鎖目の関係
「引き抜き編み」は高さの無い編み目なので、立ち上がりの鎖目は作りません。
2.「細編み」目と鎖目の関係
「細編み」の立ち上がりは鎖1目で編み目が不安定なので、目数としてカウントしません。
例えば作り目が10目だった場合、立ち上がりの鎖目1目を編んだ後、作り目の始まりから10目「細編み」を編み入れます。
3.「中長編み」目と鎖目の関係
「中長編み」の立ち上がりは鎖2目です。「中長編み」の立ち上がりの鎖目は1目と数えるので、台になる目が必要です。
例えば作り目が10目だった場合、立ち上がりの鎖目2目を編んだ後、作り目を1つ飛ばして2つ目から9目「中長編み」を編み入れます。
4.「長編み」目と鎖目の関係
「長編み」の立ち上がりは鎖3目です。「長編み」の立ち上がりの鎖目は1目と数えるので、台になる目が必要です。
例えば作り目が10目だった場合、立ち上がりの鎖目3目を編んだ後、作り目を1つ飛ばして2つ目から9目「長編み」を編み入れます。
5.「長々編み」目と鎖目の関係
「長々編み」の立ち上がりは鎖4目です。「長々編み」の立ち上がりの鎖目は1目と数えるので、台になる目が必要です。
例えば作り目が10目だった場合、立ち上がりの鎖目4目を編んだ後、作り目を1つ飛ばして2つ目から9目「長々編み」を編み入れます。
6.「三つ巻き編み」目と鎖目の関係
「三つ巻き」編みの立ち上がりは鎖5目です。「三つ巻き」編みの立ち上がりの鎖目は1目と数えるので、台になる目が必要です。
例えば作り目が10目だった場合、立ち上がりの鎖目5目を編んだ後、作り目を1つ飛ばして2つ目から9目「三つ巻き」編みを編み入れます。
かぎ針の号数を作り目と編み目で変える場合、作り目までは作り目の号数、編み目からは変更した号数で立ち上がりの「鎖編み」を編みます。
例えば作り目を4号針で、編み目を3号針で「長編み」を編む場合、4号のかぎ針で10目作り目をし、3号のかぎ針へ変更してから立ち上がりの「鎖編み」を3目編み、作り目の2つめにかぎ針を入れて「長編み」を編みます。
以上。立ち上がりの鎖目と編み目の関係性をまとめました。オリジナルで作品を編む時の参考にしていただけたら嬉しいです♪